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ミキシング・マスタリングの考え方

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日々の活動日記Blog

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2018年2月23日 - 公演を終えて、感じたこと。

幕張メッセでの1時間30分の講演は、非常にエキサイティングでした。自分にとって、また新たな人生の1ページをめくった感覚を覚えました。これまで、どうも今一つ地位を確立しづらいところがあったのですが、音響家協会との出会いを通し、明確に今後のスタンスを垣間見ることが出来たと感じています。
それと同時に、日本のエンジニアたちに海外での自らの体験談を語ることで、様々な意義があったのではないかと思っています。僕の話したことが全て正しいわけでもなく、単なる一例なのかもしれませんが、ただ1つ言えることは、欧米のアーティストたちからこの手法でOKを取り、次の仕事へ繋げてきたということかと思います。
それとともに、日本のスタジオワークが、もっともっとグローバル化していかなければならず、分厚い層を形成している世界の市場に対して、どうアプローチをして行くかも考えてもらうきっかけになったのではないかと思います。様々面で日本はどうしても内へ篭ってしまう傾向があり、そこが強味でも弱味でもあるのかもしれませんが、こと音楽市場においては単なる弱味として捉えたほうが今後のためかもしれません。日本は英語圏との取り引き、特にアメリカとは協力関係を築いているかもしれませんが、それ以上に重要なのは音楽の都、ヨーロッパに目を向け、その長い歴史にどう食い込んでいくのかを考えなければなりません。アメリカの音楽産業は、ビジネスを基盤としたマーケティングとプロモーション、そしてディストリビュートのパワーを持ってして、巨大なマーケットを形成していますが、その多くはヨーロッパに支えられているというケースが多々あります。特に作曲家やスタジオ機材においては、多くのヨーロッパ人が携わっており、メーカーが提出してくるアイディアや新世代のサウンド、またその思想に大きく世界のスタジオは影響を受けるわけであり、それ故図式としては最先端の音の根幹は、ヨーロッパに根ざしていると言っても過言ではありません。特にデュッセルドルフには、優秀なメーカーが点在しており、日々新しい世界観を生み出しています。
これらのことについても紹介させて頂きましたが、このお話の内容がどう伝わり、如何に解釈して頂けたのか?また、少しでも日本の音楽市場に変化が見られれば、嬉しく思います。



2018年2月22日 - 準備を終えてきました。

マスタリング機材


幕張メッセでの講演を前に、機材の搬入を行いました。今回のメインEQは、SPL PQとCUSTOM AUDIO GERMANYのHD250A。まあ、両方ともかなりの個性派で、その上日本では余り考えられない構成だと思うのですが、リミッター・コンプレッサーの類を一切使用しません。それで、所謂音圧を上げていこうという試みでもあります。僕の手法からすると、これで十二分に音圧は上げられます。むしろ、上がりすぎるが故に、右側のNEVEミキサーが存在するとも言えます(ミキサーで、リアルタイムで音量調整しないことには、どうにも聴いていられなくなります)。それほどに、近年世界のスタジオで活躍する最前線のEQは、ヘッドルームのS/Nが凄まじく良いわけです。
あと少し写っていますが、Genelecのスピーカーを協会側から手配して頂き、新作のスピーカーを聴かせて頂きました。Genelecの同軸スピーカーは、初めて聴きましたが非常に好印象でした。所謂今風の音ですが、ただその今風を高密度で表現してくれるのであれば、こちら側としては非常に捉えやすい音と感じられます。講演会場という性質柄、広い空間での音作り故、相当に音を捉えづらく感じられると思っていましたが、このスピーカーにはかなり助けられました(当スタジオにも導入検討)。
使用する音源は、僕がこれまでにマスタリングやリマスタリング、またミキシング&マスタリング、加えて企画から全て携わった音源などを使用する予定です。インターナショナルで受けている業務故、国際色も非常に豊かです。
明日は午前中に講演ですが、物凄く楽しみです。



2018年2月22日 - 幕張メッセのEXPOで講演させて頂きます。

マスタリング機材


幕張メッセで行われている、イベント総合EXPOに、『欧米スタイルのミクシング・マスタリングを紐解く』という題名でお話をさせて頂きます。
https://www.eventexpo.jp/Conference/seminar-event/semi/

今日はこれから準備に当たる予定で、スタジオ内の機材をすべてバラし、一部を幕張メッセに持ち込む予定です。現在7社のエンドーサーなので、なるべく多くの機材を持ち込みたいところではあるのですが、如何にせよスタジオ機材となるとモノも多く、今回はSPLのPQと、CUSTOM AUDIO GERMANYのEQを持ち込みたいと思っています。EQは、1曲のマスタリングで2~3種類が限界。ということで、世界中で現在最も最先端を行く機材2つを持ち込み実演してみたいと思います。
もし仮にこのブログを読んでいらっしゃる方で、マスタリングやミキシングに詳しい方がいらっしゃったら、きっと僕のEQの使い方は反則、若しくはありえないほどのヘッドルームを使用することで発生する音圧を用いるために、国内では決して見ることの出来ない手法であるはずです。
考え方も、あくまでグローバルスタンダードのみで仕事をしている立場上、兎に角激しい競争に勝つためのマスタリングであるため、自らの個性を強烈に出す部分も一部お見せ出来るかと思います。自らの感性が認められれば、これ以上ない武器になるでしょうし、それがNGとなった場合には完全否定というやり方ですが、世界で戦うにはこれくらいの精錬された個性と度胸が必要です。そんな一幕をお見せできればと思い、今回は演壇に立たせて頂きます。


2018年2月21日 - ルームチューニング

吸音パネル


本日は、ルーム内の響きをコントロールする、ルームチューニングでした。響きというものは、音楽の性質上必要な要素ではありますが、必要以上に響く事で原音が聞こえないほどの「音の洪水」が発生することが有ります。それは、大きなホールであれ、個人宅に設置されているピアノ室によるものであれ、不適切な音の反射により発生するものは、全て不快な音として捉えることが出来ます。特にスタジオの場合は、響きはどちらかというと抑える方向性のものであり、響きそのものは人工的な形でも増やすことは出来ても、差し引くことが出来ないという性質を持ち合わせているために、極力カットの方向性で考えることになります。
勿論当方のスタジオでも、リフレクションによるスタジオ内で発生する音の変化、若しくはそれに起因する判断ミスを防ぐ意味でも、吸音パネルは多めに導入されています。当スタジオの場合は、アビーロードスタジオの機材コンサルティングを行う、Tomからアドバイスを貰い、実際にロンドンでトレーニングを受け、リフレクションの捉え方を考えてきました。国内で行われるルームチューニングは、その実態としてはほとんど音楽のことを無視し、兎に角響きをなくせの一変通りの部分があり、全体像を見渡した音作り、環境づくりが行なわれていないことが大半です。
やはり音楽を制作、若しくは奏でるのであれば、またルームチューニングという言葉を使うのであれば、より音楽的な響きを重視しながらも、各パートの音楽がより立体的に聴こえてくる部屋を目指したいものです。
今日のお部屋は、白に統一された美しい見た目とともに、音楽を演奏するために最適化されたルームにチューニングできました。ピアノやバイオリンといった、アコースティック楽器を奏でるにあたり、最も美しい音のポイントを探し当て、吸音材を適切に配置。素晴らしい仕上がりに、私たちも嬉しくなりました。


2018年2月20日 - Kii ThreeスピーカーとSky Audioスピーカー

昨年の空きから冬にかけて出向いた、ヨーロッパの出張の中で、最も印象深いメーカーの1つであったKii Audioというドイツの会社があります。
脅威の周波数帯レンジを誇るスピーカーであり、ツイーターを5つも持ち合わせ左右合わせ1500wというモンスタースピーカーです。導入を検討してたところ、実際に合って話し合いを行ったクリスCEOからエンドースの話を貰い、あとは導入という所まで話自体は行き着いています。
また、オーストリアの頑固一徹のマスタリング・エンジニア、ホルストが自らのスタジオに導入しており、彼からこのKii Threeについては推薦を以前から受けていました。彼は結局のところ、このスピーカーの大ファンになったようで、自らがウィーンのディストリビューターとして活動しているようです。
また、ドイツで実際に聴いた感想としては、スピーカーの位相処理をDSP内で完璧に行っているが故なのか、許容範囲が非常に広く、ある意味ラフな聴き方をしても、所謂「失敗する聞き方」には至らないような印象を受けました。今のところ、クリスから提案を受けているのは5.1ch分のサラウンドシステムであり、行く行くは7.1、3Dとバージョンアップを図っていきたい考えも持ち合わせています。
また面白いのが、このエンドースを決めた後に、更にSPL社と関係の深いSky Audioというパッシブスピーカーもプレゼンを受けています。こちらも話し合いによりますが、恐らくはエンドースメント契約がなされることと思います。実際にSPL本社に行った折に聴いているスピーカーで、同社が究極的とも言える最新鋭機材をリリースしてくる中、それらの機材のチューニングにも用いられている経緯を考えると、導入の価値は大きいのではないかと考えています。また、SPLのプロダクトマネージャーからは、SPLはそもそもパッシブスピーカーを前提に音を組み立てており、事実アンプは同社のものを使ってほしいとの見解も出ている中、その思想に照らし合わせるのであれば、Kii ThreeとSly Audioを組み合わせることで、最先端のテクノロジーとサウンドを作り上げる思想を、そのままスタジオに持ち込むことが出来ます。
これらの流れも、日本には一切入ってきていない機材ばかりであり、音としての指標や価値も未上陸であることは間違いありません。今後の展開を考える時、欧米から吸い上げているノウハウや哲学を伝えていければと思っています。
どうしても島国故、遅れ自体に築くこともないままに活動されているケースも多く、難題は多い状況ですが、自分たちの活動から何かしらを感じていただけないかと思うことが多々あります。
23日には、幕張メッセでこのあたりの講演をさせて頂く予定になっています。


2018年2月18日 - ボールドウィンSD10 フルコンサートピアノの販売開始

ボールドウィン フルコンサートピアノSD10


ボールドウィン・フルコンサートピアノSD10の販売が開始されました。このピアノは、ニューヨークのヒットファクトリースタジオに入っていたピアノで、様々な逸話のあるピアノです。ビリー・ジョエルが非常に好んで使っていたとか、ヨーヨー・マのレコーディングで用いられていたとか、アメリカ側からは様々に話を聞いています。
実際に音は素晴らしくきれいで、現代のスタインウェイピアノを更に精錬したようなサウンドを奏でます。その敏感さ故に、コントロールをする上での難しさはあるかと思いますが、無限の表現力を手に入れられるとも言い換えることが出来ます。恐らくは日本に初めて入ってきたボールドウィン・フルコンサートピアノでしょう。かなりレアですが、その音楽性と不快感受性は、アメリカではスタインウェイと並走して成長を遂げてきたメーカーならではと言えます。
そもそもこのピアノを日本に持ち込んだ理由としては、当初スタインウェイの選定に行ったはずのものが、あまりに素晴らしいこのピアノを見てしまい購入に至りました。この折は、確かL型1台とB型1台を選定してきており、B型2台のはずのものがボールドウィンとスタインウェイに振り分けるほどの魅力を感じました。
しかも、US側で完全オーバーホールを施してきてあり、音色の作り方としては本国での個性を活かし切る形で、極力こちら側で弄りすぎない方針を取っています。
どちらに納品されるのか、非常に楽しみです。



2018年2月17日 - 音の感性と国民性について

日本のCDと海外のCDの音、更には映画であれテレビであれ、その違いは誰もが感じるところかと思います。マスタリングを海外のスタジオに外注することもありますが、それでも根本的要因であるレコーディングやミキシングにおいて音色の扱いが異なるため、どうしてもダイナミックレンジや低音の艶やかさ、そして音楽的な高音部を形成するところまでには至っていないようです。
海外での活動が中心となっている自分の立場からすると、特にボーダーを引くわけでもなく音色を感じ取ろうとしていますが、確かに各方面から質問を受け、更には音についての講演のご依頼を頂くほどに、音の違いは顕著かと思います。
機材も現在では遜色ないほどに、国内で導入に至っているとは思うのですが、それでもやはり隔たりはあります。それが何なのか?
1つには言語の違いが挙げられるかもしれません。日本語は125Hzから1.5kHz、英語では750Hzから5kHzまでが用いられていると言われています。英語でもこの周波数帯はアメリカ英語であり、イギリス英語になれば更に高く、2kHzから12kHzが使われているとのことです。また、日本語400の発音数に対し英語は最も発音数が多い言語に分類され、1808と言われています。日常に用いられる言語において、耳のトレーニングという意味では明らかに劣勢と言えます。高い周波数を用いるという意味では、恐らくはヨーロッパの言語はラテン語からの発展を考えると、似たような位置付けになると考えれます。
言語の構成という意味では、同じアジア圏の言語である中国語は、発音数が多いということも相俟って、全般的に耳が良い人々と出会うケースが多いように思えます。
それに加え、感性という意味でも、どうしても欧米諸国の発信するものには及ばないケースが多く見受けられます。例えば洋服、味という意味ではケーキの味、そして車のデザインなど、これらあらゆる要素が加わり、センスが形成されていると思うと、どうしても感性の最も先端の部分である音という箇所では、届かないところがあるのかもしれません。これは、ピアノの調律や音作りにも共通して言えることで、日本で聴くピアノと、本場で聴くことの出来るピアノとでは、大きな隔たりが有ります。これは気候的なものが左右するのではなく、そのピアノの音を構成する人達によるところが大きいと感じています。
この感性の部分に関しての解決策は、今のところ自分の中で探し当てることが出来ておらず、才能も大きく関与する場所なので、先ずは欧米で通用するかどうか、自らの実力を確かめてみるしかないというのが、結論になっています。
なかなか難しい内容なのですが、この部分を構築していかないと、今後日本の音楽業界が世界で通用するようにはならないと感じています。


2018年2月16日 - Bettermaker とのエンドーサー契約

ミキシングコンプレッサー


今回で7社目のエンドース契約となった、ポーランドのBettermakerです。CEOのMarekとは、そもそも日本の代理店として契約するという話になっていたのですが、自分の活動をFacebook上で見てもらっているうちに、結局エンドースという形で契約することとなりました。右側のUSBケーブルと接続されている機材がBettermakerのリリースするコンプレッサーで、なんとハードギアをDAW上でプラグイン操作できるという優れものです。勿論全て信号の通るサーキットはハードギアであり、シュミレーションされたデジタル信号で処理は行いませんから、音の熱量はそのままに質感を変化させられます。あくまでデジタルは、ハードの設定を行うための立ち位置で、オートメーションを用いてのサウンドメイキングも可能です。この辺りの先進性を行く考え方をするところは圧巻であり、音も正に見た目のままHi-Fiで、elysiaともまた違う非常に透明感のあるサウンドです。これもある意味elysiaと被る考え方の部分もあるのですが、意外とパンチーで迫力あるサウンドを作るところもありますし、バスコンプレッサーとして使用することも出来ます。
更に、API500シリーズに準拠した機材のみではなく、元々はラック版が得意なメーカーでして、232PというマスタリングEQや、世界を席巻したリミッターをリリースもしています。EQの方は所有していないのですが、リミッターはその考え方の斬新さが郡を抜いていると感じ、恐らくリリースから最初のロットでスタジオに導入したと思います。そして、恋い焦がれたBettermakerから、約1年ほどの付き合いの中から今回エンドーサーという立場を与えてもらえました。
もっともっと日本で知って貰いたい機材は山ほどありますし、機材の性能というよりは、その機材が持ち合わせる”思想”、”哲学”の方を深く知ってほしいと感じています。それは、日本と欧米で音に大きな隔たりが出来ている昨今、そのとてつもなく引き離されている根幹にあるものは、音に対しての感受性であり、音に対するアクセスの方法を変えない限り、どんなに機材を知り、それなりに追求しようとも全体像を見渡せる広い視野は手に入らないと感じています。
この辺りの考え方、そして視野というものを共有化、啓蒙していくのがエンドサーとしての立場になると思うので、今後の活動の中で紹介していければと思っています。



2018年2月15日 - 選曲という仕事

「選曲」というのも、意外と重要な仕事の1つです。
具体的にどういう場で使用するのか?若しくは、映像ありきで音楽を選定する場合は当然のことながら、そのセンス次第で物事が動いてしまうのですが、制作の過程にも選曲が重要な立場を占めることが多々あります。
楽曲の制作を行う際、若しくはクライアントから「こういう方向の音源にして欲しい」という要求を受けた場合、意外と重要な立ち位置であるのが選曲です。例えば、受注した音源制作を複数の作曲家に依頼して、その中で最良のものを選ぶという方式を行った場合、クライアントに選曲を依頼することもありますが、基本的な方向性はこちら側である程度決めていきます。そもそも、どの作曲家に仕事を振るか?という時点で、ある一定のセンスを持ってして選出しているので、この時点でそれなりに能力が必要となります。それは、編曲の際にも同じことが言えます。
また、方向性をある程度決めてから作曲家・編曲家へ仕事を出していくので、その手前にある参考音源が非常に重要です。この音源の聴かせ方、説明の仕方で上がってくる楽曲は異なりますし、更にはどういう形で音源を組み立てるのか?というミキシング・マスタリングを前提とした説明でも、その仕上がり具合における内容は全く異なります。
かなり応用が広く、フリーハンドでデザインされる楽曲制作故に、その根本となる音源は非常に重要な位置を占めています。


2018年2月11日 - エンドーサーという立場について

マスタリング・イコラーザー。SPL PQ


メーカーからサポートを受けて、国際的に活動することは、アーティストやプロデューサーにとっては何にも勝る名誉なことです。
昨日の夜に、マーティン・メレニーという、ポール・マッカートニーが所属していたウィングスのミキシングを担当するエンジニアから連絡があり、「SPLやelysiaのエンドース契約はどうやって取ったのか?」というメッセージが入りました。キャリアからすれば、マーティンは相当な地位の人だと思うのですが、まだエンドース契約はないようです。
機材のこともそうですし、それこそエンドースメントという最も名誉な契約の取り方を、ヨーロッパが代表するエンジニアの一人に質問を貰えるというのは、喜びも一入でした。
ただこのエンドースメントは、本国との直接契約となればハードルはかなり高いものが有ります。日本から直接契約を取るというのはほぼ不可能に近く、まずは国際的な実績が大前提となりますし、その上メーカー側がこちら側に興味を持ってくれなければなりません。世界が驚愕するようなアイディアを出したり、世界中のプロデューサーやエンジニアが集まる場所で発言力がそれなりにあったりと、これらのハードルを超えるには英語がアカデミックレベルで堪能である必要もあります。
代理店が入ってのエンドース契約は、あくまで国内からの介在がある状況なので、価値も地位も大きく異なってしまいます。
ヨーロッパから一定の地位を得られると、アメリカ側も追随するところがあるので、世界からの尊敬を集めることも出来、更に仕事の質も良い方向に風が吹いてくれることとなります。



2018年2月8日 - スタインウェイ・モデルL

ニューヨークスタインウェイ・モデルL


今日は会社のスタジオにある、スタインウェイの調律でした。
凡そ全てのピアノは、在庫してから1年ほど調整を含みながら気候に慣らして行くのですが、その過程で上手くピアノの求める湿度管理や試弾を繰り返すことで、物凄く素晴らしいピアノへと変貌を遂げていきます。
また、本国側でしっかりと調整を施してきているピアノなので、正にスタインウェイらしい生き生きとしたサウンドを奏でてくれます。これは様々なところで述べていることなのですが、日本にピアノが輸入されることで、どうしても和風のスタインウェイサウンドが形成される感は否めなく、本国で聴いたあの音とは異なるケースが多々あります。数週間や数ヶ月の研修では本国の香り、生活習慣、考え方、文化、言葉、あらゆる要素を自らに取り込むことは難しく、この難しさ故にどうしても本国の音を国内で再現できないという実体を感じざるを得ません。
なので、当社のスタッフは基本的に海外に長期滞在を経験した者が在籍しています。現在の西洋音楽を考える時、どうしても日本が世界に比べると劣ってしまうのは、感性の部分が大きく割合として占めている芸術であり、表面的に見える技術や解説できる物事のみではなく、感性の根本である「感じ方」そのものの捉え方が全く異なることに起因していると感じています。この箇所を理解しようとすると、中々理論的に解説できることではなく、人が生きる上での根深い部分での理解が必要となる故、既に一定のレベルで欧米の感性に精通している人たちが所属することになります。
ピアノの音1つとっても、奥が深いと思わされる側面です。



2018年2月7日 - ハーバード・ビジネス・スクールの授業が開始

ハーバード・ビジネス・スクールの授業が開始されました。まだ少ししか受講していませんが、さすが世界ランキング1位をとる大学という内容でした。ニューヨークタイムスやアマゾンなどの事例を用い、CEOたちにインタビューした映像も交えながら、非常に興味深い内容で、正にアメリカでないと学べない内容であると感じました。
夢は果てしなく続いていくことを感じさせてもらえましたし、Asset(資産)に対する考え方もより鮮明になった気がします。日本とは、随分と物事の捉え方が異なる点も、非常に興味深いところでした。
また、これまでアメリカの大学で受けた授業の中でも、最も国際色に富んでいるクラスでした。イギリスやカナダといった英語圏からも、ビジネス・スクールに参加している人たちがいますが、更にヨーロッパはルクセンブルグやフィンランド、ポーランド、フランス、ドイツ、アジアからはインドやパキスタン、韓国、中国といった人たちが在籍しています。クラスはA,B二手にわけられるとのことで、今後どういった動向になるかも楽しみです。



2018年2月6日 - ドイツのテレビ局にインタビュー動画を送付

ドイツの2人組Hip Hopの楽曲をマスタリングしたのがきっかけで、ドイツのテレビ局にインタビュー動画を送り、それが放映される予定との企画を貰いました。どういう形で繋がっていくか、最近の様々な動向は自分でも目が離せない状況です。夏には彼らのアルバムを手伝うことになっており、レーベルとの取り引きも本格化される予定です。
ヨーロッパメーカーからのエンドースメント契約に始まり、随分と話が広がりつつあります。スタジオワークに関しては、日本国内よりも欧米での活動が中心になっており、今後も楽しみではありますが、もう少し出身国である日本での活動も本腰を入れていきたいと思っています。




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ミキシング・マスタリング Before & After


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マスタリング Before & After