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ミキシング・マスタリングの考え方

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日々の活動日記Blog

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2018年2月6日 - IGS Audio 572 Red Stripe

真空管マイクプリアンプ


本日ご紹介するのは、IGS Au0dioのRed Stripeです。自分の知る限り、真空管のマイクプリアンプがAPI500シリーズの規格に適応している機材は、このRed Stripeのみのはずです。内部電圧を極限まで高め、いつもIGSをご紹介する折に使用してしまう単語、「濃厚なテイスト感」溢れるサウンドを演出してくれます。Neumann U87aiとPeluso P87に使用することが多いですが、双方ともに暖かく濃密なサウンドに仕上がりますが、Peluso87の方が現代的なサウンドにはマッチしている雰囲気です。特にピアノのミドルマイクに使用することが多いのですが、Omniでホールの響きとピアノのサウンドを濃く録ろうとするときには、最適なソリューションの1つであると思います。ただ真空管なので、1台1台のGain性能に結構なばらつきがあり、最初はステレオマイクの性質を疑ったのですが、結局このマイクプリアンプに左右されていることが分かり、微調整を繰り返しています。
使用する電源量はかなりのもので、APIのシャーシでは動かなくなることも経験しています。この電源周りに関しては、各メーカーかなり気を使っているようで、それぞれ特性もあるようですが、使ったことがある範囲では、やはりIGSのシャーシが安定している印象があります。



2018年2月4日 - IGS Audio One LA 500



今日は、もう1つIGS Audioの機材を紹介してみたいと思います。One LA 500という機材です。これは動画にもあるように、ユニバーサルオーディオのLAをクローンとして、現在の技術でAPI500シリーズの企画に合わせてモデリングしたものです。これもまた、相変わらず濃厚なテイストのサウンドで、クローンとは言え現代の技術、またサウンドに合わせて作られているので、非常に重宝する機材です。これもまた、真空管のコンプレッサーという立ち位置にはなるのですが、操作はいたって簡単です。コンプレッサーとリミッターを選ぶスイッチ、ゲインの調整、そしてスレッショルト。これだけです。細かい設定もアタックやリリースといった機能も付いていませんが、兎に角この機材を通してでなければ手に入れられないノーブルなサウンドがあり、一度使うと病み付きになる勢いです。
特にボーカルやベースに置ける野太い音は、他の機材では考えにくく、加えてTubecoreとはまた違うアンティークな中にも現代を意識させる、垢抜けたサウンドメイキングが可能です。その他、現在PSE法の対象故に、輸入に至っていませんが、ラック版でのリリースも行なわれており、こちらはステレオリンクが可能な昨日の持ち合わせています。


お問合わせは、販売店へお問い合わせ願います。⇒ミュージックプラント



2018年2月4日 - IGS Audio Tubecore



今日ご紹介したいのは、IGS Audioの真空管コンプレッサーです。実際に当社のスタジオにも導入されており、その濃厚なサウンドでボーカル・ギター・管楽器・バイオリンなど、ソリストいはまずこのコンプレッサーを噛ませてミックスしています。特にAPI500シリーズに対応した機材も素晴らしく、SSL-XLデスクにインストールしソリッドと真空管を上手くブレンドし、使用ています。


真空管コンプレッサー、IGS Audio Tubecore


写真の一番左側にインストールされているのが、Tubecore500です。先にも書いておりますが、非常に濃厚なテイストのサウンドが持ち味のIGS Audoを代表する機材の1つであり、コンプレッサー自体の掛かり具合は自然ですが、真空管ならではという部分と、IGSが持つ思想とが相俟って独特の世界観を作り上げてくれます。透明感やパンチーという表現は似合わなく、兎に角音密度を濃くしてくれる方向性を持ち合わせている機材です。



お問合わせは、販売店へお問い合わせ願います。⇒ミュージックプラント


2018年2月3日 - ショパン産んだポーランド発の IGS Audio



現在当社が代理店を持つ、ポーランドのIGS Audioは、非常に音色作りのうまいメーカーです。近代の機材を多用することで音色の「warm(暖かさ)」という概念は、少し後退する傾向にあります。一時期、SSLやNEVEといったこれまでスタンダードとされてきた音が既に時代にそぐわないと感じ、新時代を代表するメーカーたちとリレーションシップを築くことで、導入された機材の殆どはクリーン、透明感、透き通る、などの単語が多く用いられるサウンドを生み出すようになっていました。しかし、何もかもを一変通りでは上手く行かず、やはり局長によってはワーム感が欲しい楽曲も出てきます。しかし、時代遅れの機材とワーム感というものは別物であり、新感覚の中にもワーム感を演出できる機材があるはずと探し求め、見つけたのが IGS AUDIO でした。
映像のマスタリング用のEQは、API500シリーズでありながら広いヘッドルームを持ち、真空管が入っていないにも関わらず、too much なHi-Fiサウンドに温もりを与えてくれます。
僕がたまたまそういう使い方をしているだけで、他にも用途は様々なシチュエーションで活躍の場があるかと思います。特に低音の扱いにおいては独特の持ち上がり方をし、なんとも分厚くも正にワームなサウンドを演出してくれます。パッシブEQですので、低音・高音のみを調整する形となりますが、想像以上に音楽が大人びる傾向にありますので、お勧めの逸品です。



機材のご購入に関するお問合わせは、販売店へお問い合わせ願います。⇒ミュージックプラント


2018年2月3日 - 生き物であるスタインウェイピアノ

スタインウェイピアノ


スタンウェイピアノの不思議というのは、何時も感じることなのですが、まさにその音色の変化は生き物のようです。顕著に感じられる変化としては、一定期間放置されているのか?若しくは、徹底的に弾き込まれており、常に稼働しているピアノなのかによって、明らかに音色・パワーは異なります。どちらが良いのかという話になりますが、ピアノの消耗は激しいのですが、圧倒的に弾かれているピアノが音色・パワーともに素晴らしいものが有ります。特に、この一定数弾かれているピアノを、丹念に調整した際の音色というものは、何にも代えがたい濃密な音作りが可能となり、スタインウェイピアノならではの魅力を存分に発揮してくれます。
よく、ハンマーはすり減り、ウィペンも疲れてしまい、どういう形で手を入れていくのか模索中というピアノにも出会いますが、各パーツは疲れていても、ピアノの心臓部となる響板は元気そのものです。見た目だけ綺麗で、音が全くこれから、若しくは既に可能性を失ってしまっているピアノというのは、音色が立ってくるまでにやたら時間を要したり、若しくはパワーを失い今後輝くことは想定しにくい場合もあります。
放置して置かれたら、どんな生き物もスネてしまうように、ピアノもまるで生きているかのように反応します。


2018年2月3日 - 

事業については常に先のことを考えなければなりませんが、それとともに足元である人事も重要なポイントになります。様々に優秀な方々が、当社との連携を望んでくださり、躍進を支えてくださっています。本日もミーティングで、素晴らしい今後を共に考えることが出来ました。
昨今の日本における音楽需要は、決して良いとも言えませんが世界第2位の音楽消費大国ではあります。海外展開を得意とすると当社としては、勿論海外アーティスト・作曲家・メーカー各社との連携を深めていくことで、国内に対しては最上質の音楽・音質を提供できる自負はありますが、それだけに留まる必要性はないと考えてもいます。近い将来の目標として、ヨーロッパに音楽スタジオを設け、そこから全世界に向けて最先端の音を届けるシステムの構築を目指してもいます。ヨーロッパの拠点は、正に私たちにとっては絶好の立地であり、隣国とのスムースな関係性は様々な可能性に満ちています。ロンドン、パリ、ワルシャワ、ウィーン、そしてハンブルグ・デュッセルドルフ。現在のところ取引のある地域を挙げただけでも、それなりの数に上ります。
ソフトコンテンツである音楽制作とともに、ピアノやスタジオ機材においても輸入事業がよりスムースになります。また、ヨーロッパ人のスタジオエンジニアを多数入れることで、更に音楽制作はスピーディーに、また高品質に仕上げることが可能になります。
そんな計画を立てた1日でした。



2018年2月1日 - 2月23日幕張メッセでの講演について

幕張メッセのEXPOで、セミナーの講師を務めさせて頂きます。
http://www.live-event.jp/Conference/seminar-event/semi/

そもそもは、昨年の夏に音響家協会の八板会長からお声掛けいただき、いきなり40周年記年のイベントでお話をさせていただいたのが始まりでした。「ハリウッドやヨーロッパからの音源を、マスタリングしている中堅が居る」そんな触れ込みを頂き、日々を過ごしていましたら、こんな大役を頂戴するに至りました。
Jリーグの創設者川淵さん(川淵チェアマンが印象的でした)や、石破衆議院議員と顔を並べさせて頂き、非常に光栄な立場を与えて頂きました。この折の僕が講演させて頂く題材は
「欧米式のミキシング・マスタリングを紐解く」
というものです。実機を幾つか持ち込み、実践的に説明行っていくのですが、僕はこの実技よりも「考え方」「聴き方」が最も重要だと思っています。というのは、実技系のもはYoutubeで相当数の口座が見れるわけで、それにもかかわらず「日本の音、欧米の音」が綺麗にセパレートして存在するわけです。これは根本的に考え方、捉え方を変える必要性があることを示唆しており、奥底の理解を大きく変えないと、音は何時まで経っても欧米に叶わない状況が続くと感じています。特に目立つのが若い世代でも聴き取る力が弱かったり、美への感度が弱かったりするケースを見ることもあります。これは世代の問題ではないことも示しており、やはり文化として島国であるが故の発展を遂げてきているのだろうと思います。音楽もグローバル化の波はすぐそこへ来ており、そのグローバルに対応しきれるか否かということになると、世界の先端を行く欧米スタイルの音作りは手に入れなければならないマストの案件であると思っています。
これらのことを、上手く1時間半で話せるよう準備を進めたいと思います。



2018年2月1日 - ヨーロッパ音楽市場の奥深さ

マスタリンググレードは、こうして生み出される。


日本にはいってきている商業音楽の殆どは、アメリカを中心とした動きになっています。確かにビルボードやグラミー賞はアメリカのものですし、映画も含めた世界への道筋を持っているのもアメリカです。しかし、その根幹の音を作っているスタジオや、作曲を行っている音楽家はヨーロッパ人ということは多々あります。あちこちでお話させていただいたり、このサイトでも書かせていただいているのですが、その最先端を行くのはドイツです。それはDAWのやマスタリング機材の多くが、ドイツから優秀な機材がリリースされていることを考えると、スタジオ環境における中心的役割を果たす機材が、ドイツ製が中核となることは必然とも言える現象です。特に、当スタジオでも使用しているSEQUOIAは、安定度・音の明瞭度共に最高品質と言える逸品で、正にマスタリング・グレードという風格を持ち合わせた機能と音色を持ち合わせています。欧米のスタジオを尋ねると、SEQUOIAの普及率の高さに驚かされますし、オンライン上で繋がっている各国のエンジニアの殆どが、SEQUOIAユーザーという現実も目の当たりにしています。
今一つ、ポップス・ロックの部分で世界の檜舞台に出てくることのないドイツですが、実は少し隠れた所で世界の音楽シーンを支えている部分があり、加えて長い歴史が生み出したその哲学には、畏怖の念すら感じさせるものが有ります。



2018年1月31日 - elysia mpressor 500



エンドースメント契約をしているelysia社が、TEC Awardを mpressor500で受賞したとのニュースがはいってきました。それとともに、CEOのドミニクとは以前より約束していたmpressorでSSL-XL DESK16ch全ての500スロットを埋めるという構想をしています。以前elysiaの機材で500スロットすべてを埋めたことが有りましたが、それまでelysiaはステレオ環境の機材をリリースしてきていたので、独立してのコントロールが出来ないという欠点を持ち合わせていました。しかし、今回のmpressorの出現により、機材全体の流れから来る景色は一変し、それぞれのチャンネルに入ってくるサウンドを16ch分、最新鋭のハードギアで質感に変化を与えられるというのは大きなメリットです。
SSLにしてもNEVEにしてもそうなのですが、コンソールとしての外枠は使えても、各機材、特にEQやコンプレッサーは既に時代遅れという感があり、使えないことが多々あります。アメリカのサウンドでは何とか対応できたとしても、ヨーロッパから送られてくるサウンドには確実に対応が難しいことが殆どです。
人によりスタイルは様々かと思いますが、僕の場合は突き抜けるようなクリーンサウンドを売りにしているところもあり、最先端の哲学を持つメーカーとのリレーションシップは必須と言えます。elysiaは正に現代を代表するHi-Fiサウンドを作り上げて来ており、彼らの素晴らしい技術に感銘を受けている身としては、コンプレッサーを必要とするトラックの殆どを、彼らのサウンドで作り上げられることは、自らの強味として今後世界で競争できると信じています。
早くインストールできるよう、準備を進めたいと思います。



2018年1月30日 - 芸術文化の保護という観点と、数字という観点

スタインウェイピアノ


夜は歌の仕事で、千葉のホールに行ってきました。
ここは10年弱出入りのあるホールなので、感慨深くも印象的な場所です。しかし、今期限りで閉鎖されてしまうとのことで、理由としては単純にスポンサー企業がつかないとのことです。逆に言えば、スポンサーが付かなければ成り立たないとも言え、興行なり催し物の収入でホールを維持できないという現実を知ることになるわけで、どんなに立派なホールでも利用者がいなければこういう結末になってしまうは仕方ないのかもしれません。
芸術文化の保護という観点は確かに必要な要素かもしれませんが、それと同じくらいに重要と言えるのは数字だと常々思っています。プロデューサーであれば、兎に角全体像を把握しなければならず、また音楽という芸術面と、セールスというビジネス面を共存させなくてはなりませんから、良いものであればどういう形で世の中に出すのかを考え、そして数字につなげていく努力を施します。ただこれは理想論、勿論失敗もしますし思い通りに行かないことは頻繁です。
ホールにしても、中々黒字化させるのが容易では無いのでしょう・・・スタッフの方にお話を伺った折、毎年の赤字額がとてつもなかった・・・
非常に寂しい限りです。


2018年1月30日 - 可能性を探し求める

様々な業務を行いますが、自分の全てを取りまとめると、プロデューサーという立ち位置での仕事になります。その中には、アーティストの発掘も含まれており、最近の動向からするとデビューをさせるという形ではなく、商業音楽の中で如何に泳いでもらうことが出来るのか?という人材を探しています。特に作曲・編曲に関しては需要が多く、海外も含めてアーティストとの提携は常に行い続けています。
今日はそうした業務の中で、日本のポップスアーティストを探し当てることが出来たのですが、様々な音楽を聞かせてもらった中で、最も彼ら自身の為に書いた曲がドンピシャで将来性を感じました。自分も経験したことですが、アーティストというのが自らプロモーションするのは大変で、どういう形でバックアップを得られるかがアーティスト活動の最重要事項の1つともなりえます。人生を共にするところもありますので、こちら側の責任も重大であり、またクライアントも居ることで、双方の立ち位置を最大限に作り出せることが、プロデューサーの手腕ともいうべきところがあります。
今後彼らとの仕事が、とても楽しみです。




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