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ブログ:バックナンバー6

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日々の活動日記Blog

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2018年4月27日 - コンプリート・グランドピアノの調律

グランドピアノ中古 スタインウェイ中古


昨日はコンプリート・グランドピアノの調律でした。
納品から5年ほど経過しているピアノですが、やはり年数の経過とともに本当に素晴らしいピアノへと進化していきます。こればかりは、新しいピアノの状態(パーツ交換直後)には出せない味であり、また弾き手の能力が高ければ高いほどに、美しい音へと変貌していきます。特に昨日の場合は、到着した段階で感じたことは、まず鳴りすぎ。音量がなければ鳴りませんが、オーバーパワーというの楽音を損ないます。タッチからしても、ダンパーストップレールの遊びが大きすぎてしまうがゆえに、その分鳴りも大きすぎてしまうといった感がありました。
そして整音。正にレンナーハンマーを使う(コンプリートピアノの場合は、スタインウェイ型)ことに意味が出る一瞬ですが、ヤマハの純正ハンマーなどは整音の折に、少し針を入れるだけで効きすぎてしまう傾向にあり、音色も平面的です。しかし、レンナーのスタインウェイ型をはじめ、ヨーロッパメーカーのハンマーというのは、音色の特色はそれぞれにあるにせよ、その厚みある音というものは、国産メーカーに決して真似のできないものがあります。
ある一定の負荷をかけられ、硬質な音へと変貌を遂げられた肉厚なハンマーに針を入れることで、スタインウェイとはまた一味違う、非常に魅力あるパワフルで透明な音色が形成されます。



2018年4月26日 - コラム:ピアノの音色に求められるもの

グランドピアノ スタインウェイ中古


コラム:ピアノの音色に求められるものを追加しました。
http://www.for-artist.com/blog/column9.html

昨今のスタインウェイについては、諸説ありまして、その音色については賛否があります。加えて、最高峰という場からのフィードバックが、どのようにしてプログラムされ、エンドユーザーに届けられるのかという視点でも見解を述べています。
もはやピアノの音色という概念において、日本は大きく転換を求められている時期であり、今後欧米に追い付くためのプロセスを考慮しなければならない時期に差し掛かっています。私たちは、一つひとつの仕事を大切にすることで、本場の音を国内へ紹介する啓蒙活動をしていきたいと考えています。


2018年4月26日 - コラム:世界のアーティストともに Vo2

スタインウェイ グランドピアノ中古


コラム:世界のアーティストともに Vo2を追加しました。
http://www.for-artist.com/blog/column8.html

今回の内容は、ユンディ・リとの一幕です。2010年ころの仕事でしたので、かなり前のこととなりましたが、思い出してみようと努力すると、以外なほどに当時の景色を思い出すことができました。ただ、ユンディと何を話し、どんなピアノに仕上げたのかは今一つ覚えていません。マイキングをどうしたとか、こんな収録方法だったとか・・・・そんなことも、余り思い出すことはできませんが、確かなこととしては、文面中にあるように、とてつもなく負担のかかる業務から多くのことを学ぶことができたということです。
今も財産の1つとして、心に刻まれています。



2018年4月25日 - Facebookで世界からのフォロワー6万人

マスタリング・ミキシング ワールドワイド


当社で運営している幾つかあるFacebookのうちの1つが、世界からのフォロワーで6万人を記録するようになりました。
https://www.facebook.com/hiros.mixing.and.mastering/

世界といっても広いと定義できますが、現在のフォロワーの50%がアジア・中東地域(オーストラリア含む)、そして50%がヨーロッパという状況です。アメリカは、自分が大学を始めとしてある程度の人脈があり、やり取りは行えるの体制にあるので、ページで注力しているのはアジア・ヨーロッパという構造になっています。
当初からこれほどのフォロワーを集められるような目算は全く無く、援助をいただきながら、それなりに海外マーケティングできると良いかな・・・くらいだったのですが、年明けに開始してからまさかの毎月1万人を集めるまでに成長しました。これには運営している側も驚きです。
そして何よりも、このFacebookページから、しっかりとした受注ができるのも1つの大きな魅力です。音源を掲載した折にはドイツから受注し、そのドイツのアーティスト作品が仕上がり、僕のインタビューがTV放映されれば、今度はそれにアメリカ側が反応し、新たな取り引きが始まったりと、国内とは随分と異なる内容で推移しています。
やはり世界が相手となると、マインドがオープンな分、ダイナミック感というものが全く別物です。ユーモアを交えながら、最高にアグレッシブな雰囲気で記事を書いていくため、何とも楽しいものがあります。
英語のみの記事となりますが、宜しければフォローしてみてください。



2018年4月25日 - コンプリート・グランドピアノについての記事

コンプリート・グランドピアノ中古


コンプリート・グランドピアノについての記事を加筆しました。
http://www.for-artist.com/piano/complete.html

このピアノについては、追加の内容を常に更新する必要があり、昨年書いたものは既に今年の状態では古いものとなっていました。納品させて頂く度に新たな発見があり、その発見をすぐにフィードバックし、また納品から10年以上経過しているピアノには、調律・メンテナンスに伺う度に、ピアノやパーツが新しい状態では決して手に入ることのないサウンドメイクが可能であることを再確認し、その感動を持ち帰っては周囲に話していた内容を纏めてみました。
当社のようにソフトコンテンツ事業を持ち合わせる会社にとっては、ピアノというハードを扱っていても、それだけでは決して成長はないこと、また次の視野も手に入ることが非常に困難であることを認識しています。ピアノという大きな箱物という概念から脱却し、常に考えや視点を前進させる仕組みが必要です。
私たちにとっては、音楽制作というピアノが最も過酷を極める場での業務があり、そして本場ヨーロッパに音源を納品しなければならない日々を送っています。当たり前のことですが、必然的に美的感覚はヨーロッパの水準でなくては、納品まで漕ぎ着けることができませんし、そもそも世界の舞台で活躍することを企業コンセプトとしている以上、私たちの目指すものと必要とされるものが同じベクトル上にある状況です。
このヨーロッパで求めれる音質を、真剣勝負の場で求められることは、ピアノの音に対して新たな価値を生み出す絶好の機会となっており、実践の場で開発を行い続けることは日々新たな発見で満ちています。
自社内で音楽制作を行う会社、しかもそれが欧米のクライアントへの納品というこの最高峰のフィードバックを行えるシステムと、ピアノにおける業務をリンクさせる企業は国内では勿論当社だけですし、世界的に見てもほぼ皆無という状況でしょう。これまで大切に育まれてきた”音の価値”を、文面に上手く纏めることができたと思います。
ご一読頂ければ幸いです。



2018年4月24日 - 楽曲制作・・・作詞

楽曲制作 作詞


現在アメリカからの受注で、楽曲の制作を行っています。その中の1つに、作詞を行うといった内容が含まれており、英語を日本語に翻訳し、その上で更に意訳を行い日本語歌詞にするという仕事があります。今回は制作チームを外部から一部呼んでおり、より充実したメンバーにより作業が進んでいます。第一回目のレコーディングは、今月末にうちのスタジオで行う予定です。
ところでこの仕事もSNSでの繋がりから入ってきたもので、今や世界は完全にONLINEで繋がっていることを再確認されます。先日のドイツでのTV放映も、特に撮影のためにドイツを訪れたわけでもなく、先方から要求があり、それを日本で撮影し先方へ送付したという、完全なるONLINEの世界です。それが今や実際にビジネスを生み出し、ツールとして用いるほどの威力を発揮するようになるとは、本当に驚きです。ここ数週間のやり取りは、アメリカ、ドイツ、ロシア、アフリカになります。
どんどん世界は狭くなり、情報共有はものすごいスピードで進んでいますね。もはや国境は無いと思ったほうが良いかもしれません。



2018年4月24日 - 木の質とピアノの相関

グランドピアノ中古木材


面白い比較がFacebookで回ってきたので、ご紹介したいと思います。
欧米のピアノテクニシャンたちで作るグループがありまして、その中の一人が写真のような木質における違いを克明に提示しました。1918年当時と2018年現在の木目を比較すると、ここまでの違いが有るようです。
まあ、品質は一目瞭然でして、確かにこれでは明らかに音が異なるであろうことは理解できます。実際に1920年より少し過ぎたスタインウェイピアノをメンテナンスしていますが、決して現代のピアノには聴くことのできない非常に魅力的な音色を放っており、こうした木質から来る顕著な違いから、音色も大きく異なってしまうのかと思います。
しかしまさか、ここまで違うというのは驚きでした。密度が全く違いますね。
様々な要因はあるかもしれませんが、明らかに異なるのはその音色でしょう。モダンスタインウェイについては賛否ありますが、本来あるべきピアノとしての価値をどう評価するかは、その音色に話の焦点が集中します。
何故同じメーカーでありながら、全く異なる音色が発せられるのか?
その回答は、こんなところにもあるのかもしれません。



2018年4月23日 - ドイツTVのインタビュー映像



今月の頭くらいにアナウンスされた、ドイツのテレビ局で放映されたインタビューが、再度バンドのオフィシャルFacebookで発表されました。
今回は、マスタリングエンジニアとしての働きを紹介していますが、今後更に欧米での動きというものを加速させていき、1つのモデルケースになれるよう、全力を尽くしていきたいと思っています。
最近様々な場でお話をさせて頂きますが、こうしたプロダクション業務を欧米から日本へ発注されるというケースが過去には殆どなく、日本から欧米への発注は常識であったのかもしれませんが、やはりほぼ無い前例を作り上げているという感覚はあります。
しかし欧米人というのは、その人自身のスキルを買いに来るところがあり、移民の国アメリカ、隣国が隣接しているがゆえに民族が入り乱れるヨーロッパというように、グローバル目線では能力さえあれば余りに国柄というものを気にしない風潮があります。
むしろ日本人のほうが壁を設けてしまっており、中々外向きにならない節を感じます。なので、この仕事は僕自身が僕の手で行うことに意味があり、プロダクション業務を世界に向けて受注する意味合いというものは非常に大きいと思っています。
それで、今日は少し海外に出るコツのようなものをお話してみたいと思います。
先ずは固定概念を捨て、日本の常識が欧米の常識ではないことを認めることかと思います。また、欧米の常識は、日本では非常識とされる価値観の差異を、どういう形で理解し、更に業務へと繋げていくかが肝要な考え方になります。
加えて、自分自身の価値をどう見出すか?ここが重要なポイントになります。世界中には大中小、様々な音楽プロダクションが存在するわけで、その中を掻い潜り、何かの分野で最も優れたプロダクションであることを主張しなければなりません。国内ではなく、世界の中での差別化です。これが可能なほどに、能力を高めることができているでしょうか?簡単なことではないですし、世界の壁・層の厚さというものは、日本とは全く別次元ですので、そこは大いに考える必要があります。この部分を考えずに、海外に挑めば撃沈することは間違いありません。欧米のプロダクション業務は、日本のようにすぐに天井にぶつかるような低いものではありません。天井なしにレベルの高い人達が点在し、その高いレベルで鎬を削るとともに、非常に良い人間関係を形成しています。
この中にどうやって割って入るかが重要であり、この割って入るほどの能力こそがネックになります。何でも良いと思います、例えばそれが機材オタクであろうと、テクノに特化しすぎてしまっているエンジニアであろうと、兎に角何かで飛び抜けすぎてしまうほどの能力が必要です。
もしその能力を持ち合わせているとするならば、英語なんて単なる道具です。英語ができなくても、世界には出られます。なんやかんや、何とかなります。そして、一定の人間関係ができ、さらなる高みを目指すときには英語が必要になるかと思います。
そこまで、先ずはやってみることではないでしょうか。



2018年4月22日 - コラム:音色の構築・・・ピアノ調律から考える。




コラム:『音色の構築・・・ピアノ調律から考える。』をアップしました。
http://www.for-artist.com/blog/column7.html

今回の文面は、日本社会が抱える根本的な問題を定義しており、もしかしたら音楽やピアノという狭義の視野ではなく、様々な分野に応用できるかもしれないと感じています。
明治維新後、日本は西洋からもたらされた様々な製品を、模倣やコピーという形で製造し、世界市場価格の何分の一という破格で販売することで、大国の1つとして数えられるまでに成長しました。しかしそこには、本質的なものを理解していないが故の苦しみもあり、社会全体の認識から始まるリストラクチャリングを必要とする時期に差し掛かっています。
ピアノを発端として考えていますが、構造的な歪みを見直す最終時期とも言え、柔軟な思考を共有させて頂きたく思います。



2018年4月22日 - 素晴らしい機材の登場・・・elysia再び



elysiaから、再び素晴らしい機材が出てきました。
今回リリースの機材は、マイクプリアンプです。これまでミキシング・マスタリングに特化した製品構成で、市場を席巻してきたelysiaですが、今回はレコーディングの分野にまで裾野を広げ、elysiaらしい哲学を用いつつも、最先端のテクノロジーに対応した作りをしています。
何度もこういう場で書いてきているのですが、こうした1つのものを作り上げるにあたり、彼らの根本に有る考え方は創業から何一つブレていなく、配置されている種々のボタンに斬新な機能を組み込むことや、これまでにない新しい思想で各機能を組み合わせて行く考え方は、彼らが持つ普遍的とも言える素晴らしい構成です。
そして最も重要な音は、これまで500シリースはほぼ所有してきたことから、毎回仕事をするごとにその素晴らしさを肌身で感じ取っていました。トップメーカーは、どれも素晴らしいのですが、elysiaの音楽的かつ一つ一つの楽器をきれいに並べ直す時に感じる、透明感溢れるサウンドメイクは、今のところは他のメーカーで探し当てることは出来ていません。また、以外に太い音を演出することも上手で、様々な要素をふんだんに含んだ機材であることは確かなので、逆に音を聴かないでエンドースメントを申し込み、実際に手にして自らの手で確かめるという楽しみもあります。
早く導入し、クラシックの音源などを収録してみたいと思っています。



2018年4月21日 - コンプリート・グランドピアノの調律

中古グランドピアノ 調律


今日は、夕方にコンプリート・グランドピアノの調律でした。
最近アメリカで、Piano Technicians Masterclassを受講し、伝説的な調律師達に師事した故に、かなり濃厚なピアノに仕上げることが出来ました。Masterclassの講師であるKenやDavid達の話を聞いていると、正に伝説のピアニストたちの話を聞かせてくれます。彼らのお父さんが、やはりピアノ調律師でラフマニノフを担当していたとか、ルービンシュタインはこういうピアノが好きだったとか・・・まあ、流石は20世紀にアメリカへエンターテイメントの中心が移ったことで、クラシック音楽も栄華を極めるわけですが、その中心に居た彼らの活躍を聞くと胸が踊ります。
そして、そんな彼らのノウハウを教えてもらったわけですが、それは彼らが経験してきた音楽文化の極一部を切り取って、後輩である僕たちに、現代では失われてしまった奥深い感性というものを指し示してくれているのだと思います。
そして、そんなノウハウを、今日はピアノへ反映しようという日です。
このコンプリートピアノは、納品から12年を経ていますが、オーナー様の丁寧なメンテナンスの甲斐もあり、非常に良い状態に保たれています。音色は正に欧米のサウンドを取り入れた、素晴らしい仕上がりを見せています。
そして今日の音作り。様々にノウハウはあったのですが、やっぱり濃厚な調律でまずは音を作ろうということで、コンプリート・グランドピアノを仕上げました。さすがはすごい威力。ビックリのピアノに仕上がりました。
オーナー様も、10年以上付き合われてきたピアノが、パーツ交換を行うこと無く、音が激変したことでびっくりされていました。素晴らしい。調律も、やはり本国の手法は素晴らしい。違いは確実に出ます。でもこれは、根本的に素晴らしい音が出ていることが前提となる音作りですね。



2018年4月21日 - コラム:世界のアーティストともに

スタインウェイ中古グランドピアノ


コラム『世界のアーティストともに・・・何故世界へ挑むのか?』のページを追加しました。
http://www.for-artist.com/blog/column6.html

世界最高峰での仕事というものは、常に物凄い負担を強いられます。これ以上無い緊張、そして記憶も定かではないほどの激しい真剣勝負。しかし、こうした世界をくぐり抜けてくることで身につく、高い次元での能力と感性というものは、何にも代え難いものがあるものまた事実です。
今回は、セフィー・カーメルとビリー・ジョエルの仕事を例に、彼らとのやり取りを紹介してみました。ビリー・ジョエルの写真も使えればよいのですが、彼の写真は当時にNGが出てしまっているので、その現場となった写真のみを掲載しています。



2018年4月21日 - スタインウェイ中古グランドピアノの入荷

スタインウェイ中古グランドピアノ


スタインウェイL型中古グランドピアノの入荷です。
昨日の夕方に検品してきまして、非常に素晴らしい音色を放っていました。今回このピアノの完全調整は、スタインウェイ社のコンサート・アーティスト部で黄金時代を支えた、ケン・エシェットによるものです。近年当社の輸入ピアノは、日本で殆手を入れることを必要としないところまで、現地の著名調律師の手によりブラッシュアップし、国内に持ち込んでいます。
因みににこのピアノは、以前よりお待ちいただいていおりましたお客様が、即購入の意思を表されましたので、ご売約済となってしまいました。ここまで宣伝しておいて、申し訳ありません。
皆様からのご要望にも寄るのですが、今後黄金時代を知るアメリカやドイツの調律師たちを、日本に招聘する考えも持ち合わせています。年に何回か、正に現地の音を作る根幹である彼らの手による調整を、日本へご紹介できればと思っています。やはり、日本における調律とは次元が全く異なるので、この辺りは今後力を入れていきたいと思っています。
今回も、DHLでボストンから空気までをもパッキングし、日本で受け取ることが出来ました。半導体を輸送できるほどの梱包なので、調律の狂いも発生しないほどの精度で運ばれてきます。
もう一台入荷しているので、そちらのレポートも近日中に行いたいと思います。


2018年4月20日 - コンプリート・グランドピアノの魅力について

ヤマハ中古グランドピアノ コンプリートピアノ


坂本です。初めてこちらののブログに記事を書かせていただきます。
今回は、コンプリートピアノについて書かせていただきます。当社のサイトで特別に扱わせて頂いておりますので、北海道から鹿児島までお問い合わせを頂戴するピアノです。このピアノの起源については、ウィーンフィルの来日公演・ツアーを当社が受注した折に、スタインウェイに変わるピアノとして開発を始めたことがきっかけです。
http://www.for-artist.com/stock-list/complete-c3based.html

マネージャーがこちらのブログで、様々な尺度から音について述べており、怒張する形の意見となりますが、どうしてもヨーロッパ本国の音というものとは、日本の楽器が大きくかけ離れているという現実から、どうやってその落差を埋めるのかを考えに考え、到達したピアノと言えます。この楽器の考え方は、価格的なものも含めて、最高のパフォーマンスを如何に低価格で実現できるかに重きを置いてきており、私の場合は、ピアノを弾くという立場から楽器にアクセスするので、構造的なものやその背景というものには余り精通していません。それ故に、その瞬間眼の前にある楽器が全ての評価となります。
この考え方を基にすると、輸入されているピアノであっても、本国で実際に弾いたピアノとは大きく異なることから、こうした国産の優良なピアノに対して、単にパーツや弦を交換したところで、日本的な発音からは脱却できません。
真に良いピアノを得るためには、西洋の思想や哲学をも深く学んだ頭脳と、その感性を存分にトレーニングされ、尚且才能教育によって開花した天性の直感力を備える、ピアノテクニシャンが必要であると考えています。当社はすべてのリソースを有し、これらを投入されているコンプリートピアノは、価値から考えると物凄く手頃な価格に設定されており、私自身もスタインウェイとともに所有しております。



2018年4月20日 - レコーディング マイクプリアンプが音質を変える

スタインウェイ中古グランドピアノをレコーディング


午後からレコーディングのため、準備中です。
今回も使用するのは、真空管マイクプリアンプ。IGSの機材は、ワームで如何にも真空管という音が特徴的です。今回のレコーディングは昨年から続いており、マイクとマイクプリアンプのセットは、アーティスト側に幾つか有るマイクとプリアンプのセットを聴き比べてもらい、最も理想と思えるシグナルフローを共に考えた経緯があります。
コンソールに元々付いている、SSLのマイクプリアンプは、『最も面白くない』と評しており、ハイレゾ用のマイクプリも試した後に、この真空管に行き着きました。
スタインウェイやボールドウィンなどの、グランドピアノにおけるレコーディングでも、ミドルやアンビエンスに使用すると、非常に濃厚な音が録れるので、重宝しています。
今日も良い作品が録れることでしょう。楽しみです。


2018年4月19日 - コーラスとスネア、そして静けさを意識する。



様々にウンチクを語っているのですが、ここで実例を1つ。
僕はミキシングでもマスタリングでも、常に意識する音というのがあります。凡そのこれまでの経験で、様々な楽器が鳴る1つの楽曲の中で、スネアが美しく抜けてくるように作り上げていくと、透明感溢れる音が作れる傾向にあります。また、同じく物凄く重視するのがコーラスです。
この動画のTOTOの音源は、正に理想的な形で仕上げられていますが、彼らのコーラスというのは相当に拘りのサウンドであるがゆえに、如何に美しくハーモニーを聴かせるというのが大切になると思っています。
この作品は全く僕は関わっていませんが、昨年スイスの放送局から受注したTOTOのライブ音源に、マスタリングで参加した作品がありました。恐らくは、このライブ音源よりもコーラス専門のメンバーも加わっており、より壮大に楽曲を仕上げていこうとする姿勢が見えたために、よりステレオイメージをワイドに取ろうとしたために、2mixをマスタリングするには無理あると判断し、ステムマスタリングへ移行した経緯があります。
他にもサウンドメイクにおいて大切にする箇所というものはたくさんありますが、1つ欧米で常に気にされる音の性質として、どんなにハードなロックであっても、一定の『静けさ』という部分を演出できないと、中々良しとする判断が下らないことが多々あります。この音源からも、勿論その”静けさ”をいうものを感じ取ることが出来、ハードロックまでをこなすTOTOほどのバンドでも、メロディの美しさやハーモニーの美しさなど、音楽の基本的要素を非常に大切にしていますので、ある種非常にしっとりとした音を感じることが出来ます。
今日は少し視点を変えて、ブログを終わらせたいと思います。明日は、お昼からクラシックのレコーディングです。



2018年4月19日 - 世界とのやり取り

ミキシング・マスタリング 海外


今日も朝から世界各国とのやり取りを行っています。
ガーナのクライアントからは、カナダでRecした音源を修正するのか、若しくはマスタリングのみで何とか行くのか否か・・・といった質疑応答があり、アメリカのサクラメントからは、今回制作する上で必要な音源の到着、指示書、歌詞などが到着。ドイツからは、以前マスタリングを担当した曲のPVが届き、先ず今月リリースするとのこと。来月からは、再度アルバム制作に向けて、マルチトラックの音源が送られてきます。
サクラメントの仕事は、アーティストを含め全て日本人で構成するために、各方面へのブッキングを行い、大凡人員は確保できました。チームは翻訳家、作詞家、歌手、そして日本側のプロデューサー兼、エンジニアの自分というメンバーです。以上のように、何処の国という括りで仕事をすることが、既にナンセンスな時代に突入しており、ボーダーレスで仕事を考えないといけない状況です。
こうした仕事をこなせばこなすほど、日本という国は何処へ向かえばいいのか?と自問自答してしまいます。
こうした世界からの受注は、音における価値観を計るには絶好の機会で、例えばボーカルの音だけオーダーを受けているサクラメントからの仕事は、MP3のオケ音で制作を進めます。しかし、MP3の音源も、元々持ち合わせている音源のクォリティが高いために、圧縮ファイルであってもやはりグローバルスタンダードのサウンドが飛び出してきます。ファイルの容量ということではなく、”音の作り方”が改めて大きく違うと感じてしまいます。
一つ一つの作品を、しっかりと作って行き、海外との架け橋になれればと思っています。



2018年4月19日 - お買い得のスタインウェイ・グランドピアノL型

スタインウェイ中古 グランドピアノ


ここ最近、頻繁にお問い合わせを頂いている、中古スタインウェイ・グランドピアノL型です。
http://www.for-artist.com/stock-list/steinway-l-1987.html

お値段が420万円(税別)と、市場価格と比べてかなりお安いことと(しかも美しいコンサート椅子付き。本国では、大凡$2000で販売されています)、優美な外観が目を引くようです。また高年式、そして本国側の著名調律師・エシェットが手を入れ輸入されていることなど、持ち合わせている要素として、中々日本で入手できる中古スタインウェイ・グランドピアノとは異なる条件故、気になられる方が多いようです。全国各地からのお問い合わせを頂いており、前回同様、実際にこうした形でフィーチャーし始めると、回転が早くなりますので気になられる方は、お早めにご連絡を頂戴できると宜しいかと思います。
ご検討のほど、よろしくおねがいします。



2018年4月18日 - コラム:今必要とされるのは、追い付いていない現実を認める、謙虚さでないか。

スタインウェイ中古 グランドピアノ


ここ最近習慣になっている、コラムを書いてみました。結構時間を掛けて書いていますが、自らの考えというものを明確に纏めるよい機会にもなっています。
http://www.for-artist.com/blog/column5.html

今回は、何処で日本の音作りが世界とズレてしまったのか?また、先ずはそのズレを認めるところから始まるのではないか?などのを提言させて頂きました。自分の知る限りでは、余り議論されてこなかった内容に思えますし、最も根本的な原因を探る議論というものも、余り活発ではなかったように思えます。ただ『違う』『遅れている』というのは簡単ですが、それではその違いや遅れは、一体どの時点で発生し、どのようにズレてきたのかを検証しないことには、価値の再構築も出来ないのではないかと考えています。
工学や医学などは、その手順や手法、考え方などを吸収しながら最先端技術を構築することが可能ですが、目に見えない音という分野は、明らかにその感性がものを言う所があり、その感性の構築を苦手とする日本人からすると、嫌顔にでも認めなければならないズレが発生しています。これを修正するためには、今必要とされるのはズレを認める謙虚さではないかという視点の文面です。
ここまで世界から取り残されてしまったのなら、変化を求められることは当然かと思います。



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韓国テレビ主題歌となったマスタリング参加


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スタインウェイ貸出し他:ユンディ・リ


スタインウェイ貸出し他:aiko