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日々の活動日記

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2018年5月23日 - SPL新製品・・・マイクプリアンプ

レコーディング・マイクプリアンプ


SPL社が、開発中の写真をアップデートしてきました。
Web上に後悔することをOKしてくれたので掲載します。恐らくは、去年プロダクトマネージャーのサーシャから聞かされていた、120vテクノロジーを用いたマイクプリアンプであると思われます。150dBのダイナミックレンジを誇るマイクプリアンプって、どういった音がするのかエンドーサーというよりも、あくまで一ユーザーとして聴いてみたいところがあります。
恐らくは、対象的な存在としては真空管マイクプリアンプということになるのでしょうから、様々にバリエーションのあるチョイスがカノになるということなのでしょう。素晴らしい製品と、その発想力には毎回驚かされます。
レコーディングは、基本的にクラシックのみ行うスタンスの自分としては、最高のソリューションですね。



2018年5月22日 - ニューヨークスタインウェイ・グランドピアノL型

スタインウェイ・グランドピアノ中古


美しいニューヨークスタインウェイ・グランドピアノL型、サイトで公開し始めてから4ヶ月が経過いたしました。この間多くの方からお問い合わせを頂戴し、ご試弾頂いた皆様からもご高評を頂戴しております。価格的な魅力は勿論のこと、その音やタッチについては、これまで当社が述べてきた本国の音というものを、ダイレクトに感じていただくことが出来ていると思われるご感想を多々頂戴しております。当社の場合、買い取り元の情報もしっかりと入手できる体制を整えており、分厚く欧米諸国の情報を構築してきております。
高額品故に、迷われている皆様も多いようですが、ここへ来てご商談の件数が増えてきております。是非一度、夢のスタインウェイピアノをご自身のものとし、スタインウェイライフをお楽しみください。

スタインウェイL型 1987年製造品 税別価格420万円(税別)



2018年5月21日 - 今日のマスタリングもメインEQはPQ

マスタリングEQ


今日のアグレッシブなマスタリングも、マスターはSPLのPQで纏めました。様々な加工を音に施し、最終的に行き着く音の設定と何と言っても150dBという、とてつもないダイナミックレンジは、全ての音を最終的に受け止めるに相応しい機材だと思っています。音色は特に何という色合いを持ち合わせていなく、またそこが良いと感じています。余りに強い音色機材は、マスタリングには向かないですし、余りに無色透明というのも面白くありません。ある意味音色は、どのポジションの楽器に当てるのか、あるいは周波数の調整に用いるのかで変化するとも言える機材です。
今日の曲は、自分でミックスした楽曲でしたが、低音の圧力が相当に強いサウンドが特徴的な曲調であったために、特にこのPQの威力というものが発揮されたことと思います。
また明日からも、活躍してもらいます。



2018年5月20日 - コラム:『新しいスタインウェイと中古スタインウェイ』追加

中古スタインウェイ・グランドピアノ


コラム:『新しいスタインウェイと中古スタインウェイ』を追加しました。
http://www.for-artist.com/blog/column16.html

かなりの分量になりそうで、まだ書ききれていないのですが、先ず第一弾としてアップしてみました。スタインウェイ・グランドピアノの新旧製品を考えるときには、かなり多くの議論が想定されるために、各分量も格段に多くなります。
先ず第一弾としては、レコーディング・プロデューサーを務めた折の経験の述べてみました。この折にもスタインウェイの選定という意味では、かなり大変だった記憶をたどり、様々な尺度からその折の状態を記しました。スタインウェイピアノ一つをとっても、想像されている以上に新旧・国内外で音色の違いというものが多く存在します。これらを上手く説明できるように、今後も文面を加湿していきたいと思います。



2018年5月20日 - コラム:『ヨーロッパでのヒット曲を経て』追加



コラム:『ヨーロッパでのヒット曲を経て』を追加しました。
http://www.for-artist.com/blog/column15.html

僕のキャリアでも、初となる参加作品がヨーロッパのチャート7位(今日現在)を記録するヒットとなり、今現在の心境と変化を綴ってみました。様々な作品に参加してきましたが、素晴らしいチャンスに恵まれ、今回やっと欧米でのヒット曲に恵まれたという現在、僕の環境は激変し様々な仕事の相談が舞い込み舞ます。中には、アビーロード・スタジオ・インスティテュートからのオファーもあり、正に世界最高峰の場で自分の能力が試される最高の環境を与えら
れています。
今後、更に大きな目標を実現できるように頑張っていきたいと思います。


2018年5月19日 - コラム:『最高のグランドピアノの音色を考える』追加

グランドピアノ中古


コラム:『最高のグランドピアノの音色を考える』を追加しました。
http://www.for-artist.com/blog/column14.html

今回は題名の通り、最高のピアノの音色を求めて様々な角度から述べてみました。
ピアノの良し悪しについては、既にありとあらゆるところで述べられてきており、ウンチクについても出し尽くされている感があります。素材やその考え方などは、このサイト内でも既に書かれていましたから、それを追加で書いても重複してしまうだけですので、もう少し角度を変えて、実際的にどういう手法を用いれば、最高のピアノというのは手に入るのか?という観点で述べてみました。
結論から言えば、これまでに僕が述べてきた『才能重視』のピアノテクニシャンを育てるべきという視点と、また市場自体にも才能を受け入れる体制が必要ではないかという解釈も加えてみました。このページをお読み頂いている皆さんからすれば、僕の活動がグローバルに展開されていることはよくご存知だと思います。これは既にありとあらゆる商取引が、国を跨ぐことが大前提となっている現代を象徴する1つの方法だと思いますが、ことピアノ産業については大型の楽器ということもありドメスティックなまま、市場へメスが入ることはありません。
しかし、このグローバルの波というものは、決して止めることは出来ず、今後は欧米の調律師達が日本へ入り込んでくる可能性もありますし、日本の調律師が欧米へ乗り込む必要もあるでしょう。実際のところ、日本人の調律師が欧米で通用するということは間違いなく、殆どありえないでしょう。メーカーが力でねじ込んだり、コネクションで何かしらの仕事をすることがあったとしても、それは裏工作でマーケティング的な意味合いから作り上げられた商品でしかありません。
真っ向勝負をして、才能と実力だけでのし上がり、ヨーロッパやアメリカで活躍できる人というものは、日本では殆無名であったりします。しかし、確実にそういった才能で活躍をする日本人はいるわけで、何故に国内での知名度が低いのかを考え直す必要もあります。
必要とされる能力、必要な才能に国境などというものを意識するほうがナンセンスな時代、必要とされれば何処へでも行き、思い切りその持てる能力を開花させるチャンスが開かれている時代です。狭い目線は捨て、より良い物を作り上げる環境を整えようという啓蒙的な文面にもなったかと思います。



2018年5月18日 - インドのプロダクションと契約締結



今月から、インドのプロダクションと取り引きを行う旨を先日書きましたが、初めて経験するインドのテクノポップに翻弄されながら、結局月間7-8曲をミキシング・マスタリングするということで話が纏まりました。
月間7-8曲ということですと、年間100曲近くなり、求められるレベルも結構高いために、かなり大変そうです。やれるだけのことをやりたいと思いますが、先方も相当に海外のプロダクションとの取り引きに慣れている雰囲気なので、気を引き締めていかなければと思っています。
今までテクノ系の越えというのは余り扱ったことがなかったですし、その上これだけ西アジアのカラーが強い曲というのも勿論経験がありません。ただ非常に数学的に和声を扱ったり、30トラックにも及ぶ音階楽器を、全く音当たり無く作り上げるところなどは非常に勉強になるので、こうした新しい試みにも挑戦していこうと思っています。挑戦しなければチャンスは巡ってきませんし、つらいと思えた仕事ほど、今になりキャリアとしてプロフィールに書き込めるような経験を沢山しています。今回も恐らくは、そんな予感がしています。
今後の展開が、また楽しみです。



2018年5月17日 - マスタリング担当曲が、ヨーロッパでチャートイン

ヨーロッパ・マスタリング曲


嬉しいです!
マスタリングを担当した、ドイツのヒップホップグループ Die Denkaz の新曲、『Plusch am bau』がヨーロッパチャートで19位にランクインされました。現段階でもスマッシュヒットの状況なので、ここから月間でどれ程の数字が出てくるかが非常に楽しみです。自分が恋い焦がれたヨーロッパでの成功という意味では、1つ形になった出来事として認識できるかと思います。
ヒップホップというジャンル分けで行けば、間違いなく年間で1.2位を狙える場所につけていると思いますし、アワードも何かしら取る状況にあるかと思います。
また何時もコンタクトを取っているメンバーのステファンは、非常に人間的にも素直で素晴らしい気質の持ち主で、提案したことには様々な形で答えをともに見出してくれます。昨日だと、インドから受注した楽曲の出来が素晴らしかったので、インド側に許可を得てステファンにもその仕上がりを聴いてもらったところ、
『The indian Song mixing by you sounds soooo nice. I listen to it 10 times now the song plays on repeat』
との返信が来て、結局夏に向けて発表するアルバムでは、サウンドプロデュースからミキシング・マスタリングまでを担当する話し合いになっています。
一貫して僕の音作りの考え方というものは、次世代の更にその先を行く最先端のことのみ考えてきたので、今現在は世の中にない音を作り出すことを重要視してきました。世界の何処かで誰かがやり始めることや、少し話題になり始めたら僕の中では既に古い音だと認識しています。半年前の自分は、既に過去の人間ですし既に時代からは取り残されたという認識です。なので半年後今ここにいる自分が最先端であり、世界の最も進んだ場所で様々な要求を受け、次の深化と進化へ取り組んでいます。ですから、チャートの中でどういう立ち位置で自らが勝負できているかが最も重要であり、その中で世界の人々からどういう形で評価されたかという一つの指標でもあります。
また今後の音楽媒体の在り方として、ミリオンセラー(売上枚数)という考え方もすでに過去のものとなり、欧米ではすっかりストリーミングへと移行が完了しています。今後はチャートと再生回数がその楽曲の価値を決めることとなり、更にはその価値を基準として新たなビジネスモデルも構築されることとなります。
世界での成功を夢見てきましたが、やっとその土俵に上がれたという感じです。また、その成功というものが、過去のものを積み重ねたのではなく、最先端技術と最先端の価値を組み合わせたものの上に立っているが故に、非常に満足している状況にあります。ただ最先端と言われるものは、次々に更新されるので、自分の価値基準もあっという間にまた書き換えられ、直ぐに満足感のない生活に戻ることは、容易に想像できています。ただ、その不満足な精神状態こそが、進歩や発展の原動力なので、常に刺激的なこの世界が大好きです。

ピアノの方も、これくらいに移り変わりが激しくてもよいはずなのですが、メーカーが出してくるトレンドに右向け右の状態で、もう少し発展性があってもいいかな・・・と思っています。しかもそのトレンドというものが、製造コストと運営状態に由来しているところが、何とももどかしい感じです。この辺りの運営は、うちの会社としても更に昇華させて可能性を引き上げられると考えているので、世界のスタジオワークからフィードバックを重ねていきたいと考えています。



2018年5月15日 - 緻密なミキシング&マスタリング

ミキシング&マスタリング


昨日受注したインドのミキシング・マスタリングが始まりました。
今回はテクノ系の曲にインドの民族性を感じるような楽曲ですが、昨日も書きましたように非常に緻密な音作りが行なわれています。シンセサイザーで音階がある楽器だけでも、30トラック近くあり、よくこれほどの楽器を一緒に鳴らして、和声的な意味合いでの”音当たり”が発生しないものだと思います。ミキシングしていて感じたのは、彼らは正にオーケストラをこの楽曲の中で演出したようにも感じられ、テクノポップというジャンルに収まりきらないほどの知性も感じます。
インドの場合、英語圏として数えられるところもある故に、日本よりも西洋に考え方や感じ方が近いのではないかと思います。雰囲気や言葉(恐らくウルド語かな)などから、所謂西洋とは異なるところもありますが、十分に欧米でヒットが狙えるようなクォリティに楽曲を仕上げてきています。パッと聴きは完全なテクノなのですが、ミキシングで音を重ねて行くと、かなり奥深く考えられていることがわかり、片手間に作ったり、取り敢えず目先かっこいい曲を作ろうとしたのでも無いことがハッキリと感じられます。
また、こうして海の向こうからクライアントから依頼を受けているわけですが、先方もこうした距離の離れているスタジオに依頼することへ非常に慣れており、それなりに能力のあるプロダクションであることも分かります。
インドの場合は人口が多いこともあり、ドメスティックな音楽の売り方・作り方をするのかと思っていましたらかなり違うようで、ウルド語が使われるパキスタン辺りまでに及ぶ、西アジア全体がマーケットのようです。
そしてスタンスも素晴らしいです。1曲で何回リテイクがあったかわからないくらいでしたが、はじめての取り引きのときはこういうもので、相手側の好みや方向性を知るために1日以上掛かることもありますが、その正確なディレクションには恐れ入りました。
今回の制作も楽しめそうですし、恐らくは音源完成後にはミュージックビデオもリリースされることと思います。アジアでも何かしら、アワードがとれると良いなぁ・・・なんて思い始めました。



2018年5月14日 - 今日はインドからミキシング・マスタリング

今日はインドからの受注です。
様々な国の様々な文化に触れることができ、非常に興味深いですね。その昔、インド料理のお店でアルバイトしていましたが、その折に店内で流れていたエスニックなサウンドを思い出しました。ミュージックビデオもリリースしているアーティストからの発注で、また素敵な作品が出来上がると良いな・・・と思っています。
やはり国柄たというものは独特のものがあり、面白いですね。英語もそれぞれの国にそれぞれの言い回しがあり、ネイティブとは雰囲気がガラッと変わりますが、それなりに意思疎通を行いながら、きちんとビジネスは進行していきます。この辺の常識みたいなものは、どの国であれ何ら変わりなく真面目な人は真面目という感じでしょうか。
その国特有のサウンドはありますが、やはり一定のレベルというものは保ってきます。昨日もファイルを受け取り、一聴きしたところかなりしっかりしている印象を受けます。むしろ、僕のスキルを計られているところもありますし、こちら側の体制としてアナログ環境かデジタル環境かも聞いてきます。
世界で活動するのであれば、もはやデジタル環境下では受注は不可能な状況です。デジタルであれば、誰もがDAWと少しのプラグインで制作が可能になってしまうわけで、力のあるアーティストやプロデューサーであれば、自らミキシング・マスタリングを施してしまうはずです。特にパワーのある海外勢ですから、その辺りは知恵と努力でなんとかしてしまうと思います。
そのパワーに負けないだけの価値を、こちら側持ち合わせているからこそ仕事を投げてくるわけですし、共有できるビジョンというものがあるのかと思います。



2018年5月13日 - Die DenkazがDMSC Musiker Awardsにノミネート。

マスタリング参加作品


4月にリリースされた、Die Denkazの新曲がもうアワードにノミネートされました。本当に嬉しいですね。僕としては、今年なんとしてもヨーロッパでアワードを取ることを目標としていたのですが、まだ中盤にも差し掛からない状況の中で、制作参加曲がアワード候補というのは大きな喜びです。メンバーのステファンは、リリースから2週間と少しで100万回の再生回数に対して、『取るに足らない数字だ』と公式Facebookで述べており、こういった志の高さというものも彼らが成功の階段を登る一因になっているのかと思います。
そしてやはり思うこととしては、僕たちサウンド制作側の人間がヒット曲を目指すのは、最低限の姿勢であるということです。本場ヨーロッパで、チープなサウンドは耳の肥えたリスナーから直ぐに攻撃の的となるでしょうし、ヒットに繋がるわけもありません。アーティストともに、またレーベル側と一つとなり、その楽曲が世の中に出ることに対して、精一杯の仕事をすべきだと思います。当たり前のことなのですが、これが意外と出来ていないケースが多く、独りよがり的なサウンドメイクというのはよくあることです。
国内でマスタリングについて語る折に、仲間内でも見受けられるのですが、海外事情については殆どオーディオファンの粋を超えられていないんです。
『何処何処の国で、このマスタリングはこう行っている』
などの話が出ますが、それは自身の聴感上のものであり、実際にそのスタジオに居たとか競争相手としてコンペで戦ったなどの経験がない中で、あくまでファンとして語っていることが殆どです。つまりは同じ土俵に上がっていないわけで、それでは話になりません。
現地から仕事を受注し、そして世界的なヒットへ楽曲を導こうとすれば、一ファンなどという立ち位置でノホホンとしているわけには行かないはずなのですが、どうも多いですね・・・こういう感じのスタンスが。
何故自ら海外に飛び出して、仕事をなんとしてでも取り、絶対に成功をおさめるんだという気概がないのか不思議です。何時まで経っても人を評論して、その上で自分の拘りなどを語り出す始末なので、これでは世界の舞台で勝負するのは確かに無理です。自らが挑戦しない人に対しては、そう簡単にチャンスを与えても貰えないのが世界の舞台なので、こうした精神的な面からしても日本から海外へ挑戦するのは難しいのかもしれません。

少し国内の課題についても触れてみましたが、先ずは海外の作品に参加するということは簡単なことではありません。国内と違い、世界は天井なしの分厚い層が待ち構えており、これを撃ち抜く形で何らかのアドバンテージ、若しくは自らの強味を探し出して勝負することになります。その上でヒットに必要な要素を楽曲に盛り込んでいくことで、初めて多くの再生回数やアワードといったものに繋がって行きます。
しかしここで考えさせられるのは、アワードを取るエンジニアもそうでない人も、額面が余り変わらないことを考えると、高い志は本来は誰もが持たなくてはならない責務とも言えるものですし、ヒットは同じく高い志によって目指さなければならない1つのハードルとも言えるかと思います。
自分もやっとこの境地にたどり着いたという感じです。これまで七転八倒しましたが(笑)。



2018年5月12日 - コラム:『世界の音楽レベル』

マスタリング・スタジオ


コラム:『世界の音楽レベル』を追加しました。
http://www.for-artist.com/blog/column13.html

ここ数日は毎日のように文面を書いていますが、様々な仕事を受けるとインスピレーションが湧き、書きたいことも増えてきます。今日はモロッコからマスタリングを依頼され、その音源を受取り、想像以上にレベルが高いことに驚き、これまで様々な国と地域から受注してきた思い出とともに、文面を構成してみました。
モロッコというと、北アフリカの国で、日本からしてもアメリカからしても未知の国という感じがし、曲を聴くまでは全く想像もつかない世界観でしたが、意外や意外カッコいい楽曲を送ってきてくれました。また、音質のレベルも驚くほど高く、十分に世界でヒット曲を狙えるほどのクォリティを持っていました。
様々な国から送られてくる音源ファイルですが、どの国も非常にクォリティは高く、何処の国でどういう形でヒットしてもおかしくないと思っています。世界でのヒットという路線に、日本の音楽が食い込むことは非常に厳しい昨今、何かしらの策を考えなければならないという趣旨からも、少し書かせて頂きました。



2018年5月11日 - コラム:『理想のピアノレコーディングを求めて』を追加。




コラム:『理想のピアノレコーディングを求めて』を追加しました。
http://www.for-artist.com/blog/column12.html

ずっと僕が拘り続けてきたピアノレコーディングについて触れています。物凄い長文になってしまったのですが、10年間掛けて構築してきた情熱を、一気に傾けて書いた感もあります。ですので、現在放心状態です(笑)。
美しいスタインウェイ・グランドピアノの音というのは、それはもうこの世のものとは思えないクォリティのものがあり、それを追って追って、研ぎに研いだ10年間だったとも言えます。気がつけば、スタジオは運営しているしレーベル運営もしているという状況になっており、全く異なる景色というものが見えるようになり、海外からの受注も非常に多い状況です。創業のときからご存知の方からすると、きっと別会社に思えてしまうかと思いますが、芯にあるものとしては、やはり”音”というものへの探究心に終止します。
正に音に人生をかけたと言っても過言ではないかもしれません。



2018年5月10日 - コラム:『美を感じ取る力』を追加。



コラム:『美を感じ取る力』を追加しました。
http://www.for-artist.com/blog/column11.html

作品参加曲のミュージックビデオをお知らせしたところ、『日本で同じようなクォリティで制作するのは難しい』というご意見を頂戴し、その言葉にインスパイアされ文面を仕上げてみました。しかし、このミュージックビデオの楽曲を最終仕上げしているのは日本人である僕であるのに、何故映像方面から、そうしたリミッターが掛かってしまうのか、またそうした心のリミッターも含めて、結局のところは『美を感じ取る力』という原点に戻るのではないかという視点で書いています。しかしこの美を感じる力というものは、その感度を高めたり訓練したりする部類のものでもない故に、その人の才能に依存するところが大きい部分もあるかと思います。
しかし、先ずはその視点を持ち、育む姿勢というものも必要かと思います。まるっきり持たなくてはいけない視点を意識せず、表面的な形でメソッドやマニュアルを学んでも、必要な要素や視点を持ち合わせていないが故に、藻掻いてしまうことも有るのではないかと思います。
1つの参考意見として、捉えて頂ければ幸いです。



2018年5月10日 - elysiaのAPI500シリーズ - コンプレッサー&EQ

マスタリング・ミキシング・レコーディング


昨日のオペラアリアのミキシングで、大活躍したのがSSL XL-DESK にインストールされている、elysiaの500シリーズです(紺色のパネルの機材)。このコンプレッサーとEQに関しては、それはもう多彩でユニークな機能に加えて、自分に全てがピタリとマッチしてくれる音色と多様性を持ち合わせてくれています。
例えば、僕の場合レコーディングはクラシックのみ行うので、全ての楽器が最低2本セット、つまりステレオ環境で扱うことになります。サラウンドの環境を求められるケースもありますが、まだまだ時代としては2chレフト・ライトで推移しているので、ステレオに対応しているelysiaに様々な楽器を通して音を作っていきます。特にオペラ歌手の歌う、ステレオマイクで収録された歌唱というものは、このelysiaしかありえないのではないかと思えるほどに美しく声を演出してくれます。僕はステレオで録られた歌唱を、elysiaのコンプレッサーに掛けるのが大好きです。
昨日ドイツやロシア発の音源というものが、新世代の音楽を発信していると書きましたが、その手法というものはまず音楽への解釈という部分から着手されています。そして、その先にはミキシング・マスタリングで行き過ぎとも言えるほどの、激しいコンプレッションを行っており、例えばストリングスが極端と思えるキレキレの演奏とともに、強烈な音圧で演出されているものも多々あります。最近のクラシック音楽の収録は、思った以上にアグレッシブに制作されるものが多いように思えます。
また、楽器の中で最大とも言える広い音域を持つピアノも、低音や中音域のEQカットに用いる場合には、やはりelysiaを多用します。カットであれば、プラグインでも良いのではないかと思われるかもしれませんが、やはりハードギアならではの心地よくもレンジの広いカットを行うのであれば、プラグインの使用というものは極力避けるようにしています。
また昨日の仕事には少し関係がないのですが、ステムマスタリングを行うときには、elysiaは正に最強と言えるリソースだと思っています。どうしてもステムマスタリングというと、トラック数が増えてしまうがゆえに、プラグインで纏めていく傾向にあるのですが、僕の場合はフルアナログ機器で纏めるようにしています。日本でこれが出来るところって、他にあるのだろうか・・・その上、SSLのコンソールに全ての音源を通すので、かなり突っ込んだ音作りというものが可能になります。プラグインだと、少し音にプレッシャーを与えると直ぐに破綻してしまうのと、あと音から立体感が失われてしまうので、やはり全てハードギアで作り上げるステムマスタリングというものは別格の音がします。
このハードで作り上げたサブミックスの集合体を、更にマスタリングEQやリミッターにかけてステムマスタリングを完成させています。
文面を書いているだけでも、楽しくなってきました(笑)。


2018年5月9日 - オペラアリアの仮ミキシング・マスタリング

マスタリング・ミキシング


オペラアリア曲の仮ミキシング・マスタリングを行っています。
正に素晴らしい歌声で、人が才能を研ぎに研ぎ、更にその先にある境地を追い求め、極限の境地で芸術を表現している様を感じる事のできる作品に仕上がるかと思います。素晴らしいなあ・・・ここまでやり込むことが出来るというのは、人生の中で大きな財を得られているのだと思います。自分もこの志に負けないよう、今回の音源を世界最高の音へと昇華させたいと思っています。
そもそもこの音源、一昨日書いたハイレゾ前提で作られており、384kHzでレコーディングされたというツワモノ。ただ384kHzは再生環境にない方が殆なので、それを圧縮して192kHzで配信しようとも思っています。DSDも考えたのですが、やはりまだ現在のところ世界の舞台でDSDで聴いてもらえるという環境がないため、PCM192kHzにコンバートするつもりです。
今日はアーティスト向けに、リファレンスとして先方に送るものでしたので、かなり完成度は上げましたが、これで良いと言われるかもまだわからない状況です。
それで今回のプロジェクトで何が面白かというと、具体的に僕へ超えなければいけない、義務とする音源レベルというものも事前に知らされてのスタートでもありました。ずばり言えば、London Recordが制作、最近はSony系列から出ているCDですが、パッと聴いた感じとしては『抜くことが出来る』と判断したので、その場で『出来る』の回答をし制作に突入しました。僕はこういう仕事がすごく多いです。しかし、今まで宣言したものは、一応ご満足頂ける内容になっているようで、良い作品として扱って頂いています。
こうした負担も掛かりますが、非常にやりがいのある仕事というのが、僕はどうも好きみたいです。音の拘り方も、皆さんとてつもないですし、面白い仕事です。



2018年5月8日 - スタインウェイ・グランドピアノのご商談

スタインウェイ・グランドピアノのご商談が続いています。
私たちが築き上げてきた哲学や理念とものにご興味をお持ち頂き、『欧米の本場の音とはどういうもの?』ということでご来場いただきます。スタジオの中で試弾して頂くという環境も新鮮らしく、これまでの楽器店とは異なる、プロシューマー感漂う雰囲気が人気のようです。そして何といっても、皆さん口々に仰ることが、
『これが現地のスタインウェイ・サウンド!』
という感嘆のお言葉です。あまりにも別物ということで、驚きとともに多少ビックリもされるようですが、間違いなく私たちが欧米から受注する音源は、当スタジオの音で作り上げますし、そしてご来場いただきます皆様から聞かれるお声というのは、
『CDで聴いてきた、あのスタインウェイの音だよね。』
という嬉しいお言葉も。やはり憧れの音は手に入れられたい思いがあるでしょうし、何と言っても、第一線の音楽制作会社がグランドピアノをプロシューマー向けにご提供しているところも魅力の一つと言えるのではないでしょうか。
すたいんうぇい・グランドピアノ、是非ご検討ください。


2018年5月7日 - 時代はハイレゾへ

今日・昨日と、随分と色々なプロジェクトにお声掛けをいただきました。
ホールレコーディング、アメリカのジャズシンガー達のニューリリースの話などなど、随分とお話をいただきましたが、その全てがハイレゾという括りの中でプロジェクトが進行するようです。元々自分がスタジオワーク・プロデューサーへ本格的に舵を切ったときから、ハイレゾは大好きなシステムだったので、機材の構築もそれ前提となってきました。少し前までは、192kHzが凡その最高峰で、中には384kHzも録れるというシステムも存在しましたが、最近ではマスタリングのみ(2ch)を考えれば768kHzまでが運用可能という、とてつもない数字を実現した機材もあります(音が良いかどうかは別)。数字だけを追っても仕方ないのですが、しかしその驚異的な数値が実現するサウンドというものもあり、エンドースを受けるメーカーからも、近々とんでもない数字の機材が登場するとのこと。
またジャズとなれば、最低192kHzでレコーディングしたいところですし、それをオーバーダビングするというのは、そもそも無理なのでは?と思っていましたが、SEQUOIAとPCIeカードを組み合わせて使用すれば、最近のPCを用いればなんとオ-バーダビングも可能とするんですね。凄い・・・
そしてこのハイレゾブーム、完全に発祥の地ドイツ・スイスあたりを中心としたヨーロッパ勢が最強です。機材のリリース、音源の豊富さという意味でも凄いですね。
いろいろと楽しみです。



2018年5月6日 - 嬉しいニュース。Die Denkaz 1週間で70万回の再生。



先週発表になった、Die Denkazのミュージックビデオが、合計再生回数70万回を超えたというニュースが入ってきました。添付の映像だけでも、今現在33万回の再生回です。
Die DenkazオフィシャルFacebook

嬉しいですね、本当に。作品における最終的な責任を負う立場のマスタリングを手掛けた作品が、世界のヒットシーンに躍り出るという事実は何よりも嬉しい限りです。
今回のドイツ・ヨーロッパでのヒットで、僕自身のキャリアにも大きなプラスを生み出すとともに、音楽の本場で真っ向勝負して、音という世界観の中で本当に世界で通用するということを実証できたという意味でも、大きな前進であったことに間違いありません。こうした裏付けのある実績というものを積み重ね、今年はヨーロッパでのアワードを本格的に目指しています。
また、ヒットというものの性質を、音の面からも随分とロジカルに理解できるように鳴ってきました。正直なところ、この作品がリリースされた折には、『このマスタリング、失敗したんじゃないか?』と思えるほどに味の濃いサウンドだったんです。でもそれが、結果的にはヒット。。。
何とも面白い方程式で、世界にはこうした事例が沢山あり、例えばビリー・ジョエルの『素顔のままで』という曲は、『まあ、こんなものだろう』という思いとともに最終仕上げを行ったビリー・ジョエルもビックリの、大ヒットだったらしいです。
この意外性という意味で言えば、よりハッキリとした色合いを世界が求めていることがよく理解できた出来事でした。



2018年5月6日 - 今後のトレンドは、定額制音楽配信

マスタリング・参考音源


定額制の音楽配信が、今後のトレンドとなると言われていますが、昨日まで僕はその手のものを使用せずに、CDを購入したりiTunesでダウンロードしたりといった、所謂購入という形をとってきました。それは音楽関係者として、アーティストやプロデューサーをはじめ、関係者へのリスペクトも含めて、実際に『購入』という行為こそが良いと思っていた節があったからです。
しかし、昨日は交渉が様々に重なり、どうにも探す必要のあるアーティスト・曲がYoutube iTunesで見つからずに、Amazon musicで検索しヒット。そのまま少し使ってみましたが、これは音楽ファンとしても最高のソリューションであると感じました。CDは移動の折に使いづらいし、Youtubeはやはり音が悪い。iTunesもファイルの移動が面倒ですが、定額制であれば何処へでもスマートフォンと一緒に持ち運べる他、ほぼ全ての楽曲を網羅する勢いなので、参考音源としてマスタリングやミキシングで送られてくる楽曲を、定額制ならば会費さえ払っていれば制限なく幾らでも聴くことが出来ます。これらを総合すると、とてつもなく素晴らしいソースであるとともに、アメリカでは既にこの定額制が牽引することで、音楽業界が復活の兆しが有るとのことも、見逃すことの出来ない事実です。
アーティストやレコード会社は、CDなどの販売枚数でギャランティを得るのではなく、再生回数でギャランティを獲得するシステムに移行しているので、完全に考え方が新世代に移っています。CDはどちらかというと、ライブに行った折の記念品的な立ち位置になるので、グッズやTシャツなどと同じ並びになるのではないかと思います。価格もちょうど同じくらいなので、サインが入ったCDこそファン心理を掴んだグッズになると推測できます。配信ではハイレゾも有るわけで、フォーマットや容量に縛られないという意味でも大きなメリットがあります。
購入ではなく、再生を行うことでアーティストや関係者に価値を還元するというのは、正に新世代の考え方ですね。



2018年5月5日 - 美しさを感じる力

SSL ステムマスタリング


ヨーロッパ勢からの受注は止むこと無く続いており、今月末に向けて4月末に新曲を発表したDie Denkazのアルバム向けのミキシング・マスタリング、またスロバキアは受注は決まりましたが、今後日本でレコーディングするプロジェクトがあるので、その納品に向けて大忙しの兆しです。ピアノの業務は基本的にクライアントが国内なので、季節に左右されますが、こちらのポスト・プロダクション業務は世界が相手なので、季節ならではの暇・忙しいが全くない職種です。このゴールデンウィークも、常にチャットで世界中のクライアントやエンドース元と交渉や納期などを話し合っています。
そしてここ最近参加した作品のミュージックビデオを何十回と見直して、思うことは・・・
そもそも欧米との違いは、美しさを感じ取る感度の違いではないかと思い始めました。海外の仕事というのは、その殆どが完成したサンプルCDなどの手配はありません。そもそもデジタル化してしまっている欧米の音楽業界に、昨今CDという概念すらなくなりつつあります。なので、僕が何時も行う仕事は全てミュージックビデオの完成とともに、初めて最終型を見る・聴くことになります。Facebookで繋がりのあるエンジニアやプロデューサーたちも、参加した作品は真っ先にタイムラインに上げてきます。そうやって、ミュージックビデオの出来と再生回数こそが参加した作品の価値であり、次の仕事へつながるステータスでもあります。
そこまで重要視される世界のミュージックビデオですが、予算が同じくらいと思われる自分が参加した欧米の映像と、国内の映像を見比べると、愕然とするほどの違いがあります。文化的な背景や豊かさを長く維持してきた歴史観なども異なるのでしょうが、そのクォリティ・やり込み方というものに、恐ろしいほどの違いがあります。単に金銭を投入すれば良いものが出来るというわけではなく、結局は美を如何に感じ取り、演出するかに掛かっていることを改めて確認した出来事でした。この辺りは、音とも共通する概念なので、1つの物差しとして認識できるのではないかと思った次第です。



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韓国テレビ主題歌となったマスタリング参加


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