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マスタリングにおけるコツ

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マスタリングにおけるコツと流れmastering technique

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ミキシングとマスタリングは全く別物

ミキシングとマスタリングは、混同されがちですが全く別物です。ミキシングで空間における方向性やバランスを定め、マスタリングは楽曲に最終的な音の色合い、パンチ、熱量などを決め楽曲に命を吹き込みます。

マスタリング・コンソール


音圧とイコライザーの関係

マスタリングにおいて、音圧は常に話題に上がります。
音圧はマキシマイザー、コンプレッサーで上げて行くということご認識が多いかもしれませんが、世界のトップではまずこの2つの工程は行われません。しかし実際にビルボードを始め、各国のヒット曲たちは、強烈に音圧が強いことは確かです。では、何が違うのか?

欧米と日本で行われるマスタリングの大きな違いは、イコライザーをカットと捉えるか、ブーストとして捉えるかが最も異なります。世界のマスタリングスタジオでは、
『どんなイコライザーを使っているか?』という質問が頻繁にされるほど、イコライザーで音色を作ることを大前提としており、コンプレッサーはさほど話題には上がりません。

イコライザーはブーストを前提とすることで、ソフトなタッチから激しい音圧を生み出すサウンドメイキングも可能となり、加えて複数台のイコライザーを使用することで正に自由自在に音楽表現を可能とします。これが世界のトップエンジニアが行っているマスタリングです。

加えてハードギアのイコライザーにM/S機能が付加されているケースも有り、変幻自在にサウンドを変化させることが可能になっています。
しかし、この工程はフリーハンドで音色を作り上げることが前提となり、絶対音感ならぬ絶対音色とでも言うべき価値観が求められ、ブレない耳でありながら、非常に幅広い感性と才能が求められる作業となります。

メインマスタリングEQ-SPL PQ


マスタリングにおけるシグナルチェインとその手順

先にイコライザーから入るのか?若しくはコンプレッサーから入るのか?など、決められたレギュレーションやメソッドはありません。楽曲のジャンルや雰囲気、クライアントの好みにより逐一決めていくものですので、『これ』という確たる決まりはありません。

また、途中に噛ます機材も様々ですし、コンプレッサーも数種類の中から最も適していると思われる機材を1つ探し出し、決定していきます。先にも書きましたが、シグナルチェインはこの通り、真っ白い画用紙に、フリーハンドで音色をデザインするがごとく描かれていきます。

手順として説明できる、POSコードやPQコードの添付、楽曲を並べる順番や曲間調整など、マテリアルを正確に最終的な局面へ流れ込ませる事務的な作業意外は、その殆どがケース・バイ・ケースで行なわれるため、『その都度、楽曲やアルバムによって決めて行く』としか説明が出来ません。
いわゆる、正解のない世界ですが、多くの経験に裏付けられた絶対音色を頼りに、次々に機材を並べて行き楽曲へ命を吹き込み、見違えるほどの迫力ある音色へと導きます。

マスタリングにてAPI500シリーズを用いる。elysia ,IGS Audio, Bettermaker


コンプレッサーとリミッター、その関係と音圧について

世界で求められる音は、昔も今も変わらず強力な音圧がバックボーンとして存在することには間違いありません。しかし極端に硬質で柔軟性が無く、加えて熱量の足りないマキシマイジングは、楽曲の魅力を失わせます。その殆どの原因は、プラグインにより安易に行われた処理故の結果が多く見受けられます。

ハードギアでも然りで、コンプレッサーやリミッターで
オーバーコンプレッションにより得られる音圧は、決して良い結果を生むことはありません。楽曲の歪み、加えてクリーンな音色を損なわせ、無理が生じることで結果的に無味乾燥な音に仕上がることが多々あります。
コンプレッサーの役目とは、低音の響きに締まりを持たせ、尚且つ音を前へ押し出す効果を狙うものです。先にも述べましたが、殆どの楽曲はEQにより音圧が挙げられますから、コンプレッサーで音圧を上げても殆どの場合は目指す音に到達できないことが多々あります。

また、日本ではあまりメジャーではありませんが、バンドコンプレッサーは非常に強力な武器となります。扱いには慣れが必要となりますし、その考え方をマスターしないと非常に厄介な機材ですが、覚えてしまうとその可能性と魅力は無限に広がります。ジャンルも問わず、クラシックからハードロックまで使用できる柔軟性を持ち併せています。


マスタリング・バンドコンプレッサー/マスタリング・リミッター

プラグインの使い方とマスタリングついて

プラグインは使い方によっては非常に重宝します。細かく設定できる利便性は何よりで、ダイナミックEQや詳細なリミッティングなど、デジタル・ドメインならではの機能もあります。
しかし、
世界の一流スタジオで行なわれるミキシング・マスタリングの殆どは、9割がアナログ機材によるものです。デジタルは、未だにアナログの音の境地に入り込むことが出来ていません。しかも、機材メーカーは次々に新しいアイディアを出し、斬新なサウンドを生み続けています。

どんなにモデリングされたプラグインでも、メインの音作りを支えるほどの力は持ち併せていません。あくまで補佐的に、正に処理という言葉が似合う仕事をこなすのが、プラグインの役目と言えます。

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