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中古ピアノの選び方

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中古ピアノの選び方how to buy a used piano

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ポイントQ&A

スタインウェイ中古グランドピアノ

中古ピアノを選定するに辺り、考慮しなければならないポイントは様々にあります。
以下によく頂戴するご質問を纏めてみました。
グランドピアノの中古をお探しならば⇒
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Q.新品と中古、どのような違いがあるのでしょうか?
A.新品はその名の通り、メーカーから製造されたピアノをそのまま受け取ることが出来ます。メーカー保証が基本的には1年付帯され、楽器を育てていく楽しみもあるかもしれません。一方中古は、値段的な利点という観点から選択肢に入るのかもしれませんが、それ以上に魅力的な部分があり、人気を博しています。まずメーカーの力の入れ方や、経営体制が現在と1970年台前後とでは、全く異なっていました。
『より良い物を作る』意思が明確にあり、品質の良さやその年代ならではの味わい深い音色を感じ取ることが出来ます。消耗品については、交換済みであれば新品と変わらない対応年数となります。
ここに一枚の写真があります。欧米のピアノ調律師たちで作る、Piano Technicians Masterclassesという研究機関がありますが、そちらで公開された木質を比べたワンショットです。

スタインウェイ中古グランドピアノ 木材


2018年と1918年の木材を比較していますが、ここまでの目の細かさにここまでの大きな違いが発生しています。
確かにここまで具体的な違いを示されない前にも、過去に製造されたピアノの美しさというものは、その違いを顕著に感じることが多々ありました。例えは、この一例に示されている1918年にほど近い、1920年台のスタインウェイピアノをこれまでに数台、長期にわたるメンテナンスやオーバーホールを施すという貴重な経験をしてきています。
オーナー様達の拘りも人一倍強く、具体的に『こういう音』というものを求めてくる傾向にあり、取り敢えず『スタインウェイであれば最高の音がする』という考え方はされていません。1920年台ならではの、濃厚であり細く鋭い倍音、そしてあらゆる方向から音で奏者を包み込むような、豊かで肉厚な倍音ともまた一味違う、開放音とでも呼べばよいのでしょうか・・・一種独特の音を持ち合わせています。また、単一的ではないこの様々な音の要素を持ち合わせることで、音楽表現の幅は現代のピアノにはない、奥深くも味わいある音作りを可能としています。
この木目から分かることは、今現在作られているピアノが、将来的に過去逸品とされたピアノと一定期間の経年変化から、素晴らしい音を奏でるようになるかと言えば、素材が異なる故に無いと言えるでしょう。
それほどに、素材の優れたピアノというものは貴重品であり、既に中古品としての存在というよりは、一芸術品としての価値を見極める時期に入ったのかもしれません。
単に中古だから安いということではなく、良い時代に作られたものは現代では既に材料の入手が不可能であるという事実に、目を向けたほうが良いかもしれません。それは、スタインウェイに限らず、あらゆるメーカーに言えることです。


Q.ピアノを購入するにあたり、気を付けることは何でしょうか?
A.ピアノは非常にデリケートであるとともに、外観からは見えにくい箇所が多く存在しています。その為、販売者側のモラルや品位が求められる要素が有るとともに、知識や経験が大きく物を言います。
楽器を購入するという概念よりは、販売している会社やお店のバックボーンも含めて、ピアノを購入するという感が方のほうが失敗しないかもしれません。製品や商品は、やはり人となりで決まるところが多分にあります。
それとともに、販売店がピアノの知識や技術的なバックボーンという最低限のものではなく、真に音というものをどう扱い、どういう姿勢で如何に理解し、実践的な理論を構築できているかも重要です。この箇所に、ピアノの音色は多分に影響を受け、根本的な動作性能という基本的な物事に目が行き過ぎていては、より洗練された音色を手に入れることはできません。音色は『モノ』、例えばスタインウェイピアノやヤマハピアノ、若しくはグランドピアノやアップライトピアノという、大まかな括りで決まるものではありません。勿論大枠としての方向性というものはありますが、緻密かつ繊細に積み上げられる理論から裏付けられる哲学を持たずして、スタインウェイだから良い音が必ずするということは決してありません。
最も重要なことは、哲学です。強力な哲学を打ち出す欧米メーカーに対し、そのピアノをどう構築し、長期に渡るプランニングをどう見極め、そして最終的な目的地へ導けるのかを、ともにオーナー様と考えていかなければなりません。ピアノ自体に強力な哲学が用いられている場合、その哲学を理解するための頭脳と感性を持ち合わせているか?これが最も重要であると感じています。
さらには、こうした長期の設計をピアノに施して行くことが前提となる故、試弾というものを余りに重要視しすぎることも、また懸念材料の1つとなります。長期に渡りピアノを育て上げていくわけですから、その瞬間に全てを判断することは至難の業と言えます。試弾の折に、見受けられる傾向として言えることとしては、それまでに弾き慣れてきた音色に近いピアノを選択するように見受けられます。
このような一例があります。ドイツの著名なピアニストが来日した折に、3台のピアノを弾き比べ、最も古く調整もガタガタの状態のピアノを選択し、
『このピアノが最も可能性がある。調律師が2日間調整したら、良いピアノになるからこれにするよ。』
というエピソードがあります。このストーリーは、これまでに述べてきた、一連の流れを凝縮した内容と言えるでしょう。世界で年間100以上の公演を行うようなピアニストは、ピアノの能力そのものを自らの音楽的哲学によって聴き分けることができます。そして、そのピアノがどういう状況にあろうと、そこから先にどいう境地が待っているのかも見通すことが出来るのでしょう。これは、その瞬間に所謂 ”弾きやすい” や ”綺麗だと感じた”という、試弾の域を遥かに超えた、長い経験から積上げられた感性です。つまりは、可能性を引き出せるほどのピアニストとも言えるかもしれません。
中々こうした感性を身に着けることは難しく、そうなると尚更ピアノをともに選定する折のパートナーの存在、そしてその背景にある哲学が重要となります。ここまで考慮することで、はじめて良いピアノと出会えると言えるかもしれません。



Q.ピアノはどのメーカーが良いですか?
A.国産製品は、安定感は抜群の楽器です。全体的に音色やタッチにバラツキが無いのが特徴と言えますが、奥深い音楽的な解釈を求められる場合には、どうしても欧米の楽器には叶わない点が散見されます。これは歴史や哲学の違いがあり、楽器の性能はある程度近いものを作ることができても、更には奥底にある音色を構成するための背景までは理解が及ばない事を意味しているように思えます。
一方スタインウェイは、欧米の文化や哲学、言語(音色感に関わります)を感じさせる楽器と言えます。国産のピアノが演奏者側へダイレクトに音を感じさせる一方、スタインウェイは空間的に音を感じ取りながら演奏を可能とする特徴があり、それぞれのメーカーが目指す方向性の違いが読み取れます。メンテナンスの面では、スタインウェイは日本の気候云々ということではなく、広いダイナミックレンジと繊細な表現を可能とするために、楽器自体の特性としても繊細であるため、定期的なメンテナンスを入れることが重要です。どちらのメーカーが良いかというご質問にお答えするのは大変難しいですので、それぞれの特徴をご実感いただくために是非ご試弾にいらして頂ければ幸いです。
また、双方の利点を活かした楽器という意味では、当社ではコンプリートピアノを企画・製造しています。楽器に関しての詳細なディテイルは、リンクが貼られているサイトをご参考にして頂きたく思いますが、どうしても国産楽器の行き着かない境地、音色というものが存在し、より発展的な考え方を基にし制作されています。既に初期モデルの納品から、15年以上が経っており、その課程において素晴らしいパフォーマンスを発揮しています。常に発展し、常に成長し続けるピアノを目指しこれまで販売してまいりましたが、正に至高の音をオーナー様は手に入れられています。



Q.子供に中古グランドピアノを購入予定です。スタインウェイは子供には早いでしょうか?
A.確かにスタインウェイは高価であるかもしれませんが、感性豊かな子供時代から芸術的な
サウンドを日々経験しながら過ごせることは、その後のご成長に大いに貢献してくれるものと確信しております。当社が併設しております、英才教育を中心としたさかもと音楽院の実例ですが、熱心でご理解有るご両親にはお子様であってもスタインウェイをお勧めし、飛躍的な成長をされておられる姿を直に経験しております。また、ヤマハをご購入頂いたお客様も、後にスタインウェイに買い換えられる方も多く、結果的に買い換え費用がかかるため、最初からスタインウェイのご購入をお勧めしております。当社では、スタインウェイを直輸入しているため、お求めやすい価格設定にさせて頂いておりますので、是非ご検討下さい。また、様々なページに書き記しておりますが、ハンブルグやウィーン、パリ、ニューヨーク、ボストンなどで発せられているスタインウェイのサウンドを、当社ではお届け出来るシステムを構築しており、それ故に、スタインウェイ本来の音をお知りになるきっかけとなり、様々な可能性を感じられるようです。



Q.中古ピアノのパーツはどのくらいの期間使用可能でしょうか。
A.当社では、基本的に消耗部品のパーツ交換をした状態で販売させて頂いております。ご購入後の消耗の経過具合は、新品ピアノとそれほど変わるわけではありません。
また補足として、昨今のピアノメーカーの流れとして、コスト削減に力を入れる傾向があります。ハンマーをはじめ、各部位が安価なパーツで構成されるケースも多々有り、こうした実態を踏まえると、ドイツ・アメリカを中心に供給されているパーツを用いるほうが、むしろ良い結果をもたらすことも多々あります。



Q.ピアノの音色は、調律師によって変わりますか?
A.変わります。積み上げてきた経験、大舞台を支えてきた責任感、そしてプロ意識の違いや音色を作り上げる感性など、その要素は多分に存在します。どれほどの実績を持っているか、また才能も含めピアノに与える影響は大きいと言えます。
特に西洋楽器の代表格であるピアノは、欧米の思想や芸術性をどれ程に吸い上げているかが重要になります。少しの研修や滞在では、一部の手段を覚えることは出来ても、その裏側にある思想や感性までを取り込むところまでは行き着かないはずです。当社のピアノ技術の中核をなす人物は、欧米の一流大学で学び、加えて世界中のメーカーやアーティスト、プロデューサーなどと
密に日々仕事をこなしています。そして海外からの音源制作をこなすことで、正に世界の中心で日々過ごしています。どうしても日本に入ってくることで、和風に成りがちな音色やその音色を支えるための思想を、当社では厚みある経験から可能とするシステムを構築しています。



ピアノの歴史とその背景

中古ピアノは新品ピアノに比べ音が豊かであるとともに、先のQ&Aにも書きましたように作りが良いことも選択肢の1つとして挙げられるかもしれません。ピアノ産業が最も活況づいた時期のピアノは、確かにその年代の歴史とともに、味わい深い音色を放ちます。

現在使用できると判断される年代のピアノを、歴史とともに音色の方向感を分別するのであれば、世界恐慌前・世界恐慌後(1930年近辺)、第2次世界大戦前・大戦後(1945年近辺)、高度経済成長期(1950-60年近辺)、ピアノ製造会社の縮小・淘汰(1970年近辺)、量産体制が進むピアノ業界(1980-90年近辺)、そして現代と分けることが出来ると考えています。これら歴史とともにピアノの音色・タッチは変化し、製造会社側のスタンスや経営体制から、確実に製品であるピアノに影響を与え、その思想と方向性はハッキリと見て取ることができます。これら年代から、ピアノを探していくことも1つのポイントとして抑えることが出来るかと思います。

しかし中古・ヴィンテージである以上、その魅力とともに考慮しなくてはならない、響板やハンマー・弦・ウィペン、そしてバックチェックやキャプスタンボタンの状態など、外観からは判断の利かない箇所の消耗も選択材料の大きなポイントとなります。各部品、パーツ類が絶妙にバランスを保ち、多分に音へ影響を与え、ピアノの音は構成されています。それら各パーツが正確に機能することは大前提となりますが、それ以上に必要な要素として、楽器販売を手掛ける会社側が、音楽への造詣が何処まで深いかが問われる内容であるとも言えます。



弦交換スタインウェイ グランドピアノ中古

話はもとに戻りますが、ピアノを検討する折、新品と中古はまず最初にお考えになる選択肢かと思います。先の通り、中古・ヴィンテージは新品のピアノにはない魅力があります。それに加え、パーツの扱い方についても考慮する案件が増えてきます。様々な場で議論されていますが、専門家の間でも極力オリジナルを活かすか、若しくは真新しいパーツを入手し取り替えるか、またどの年代のパーツが良いのかという論点は意見の別れるところです。

この判断は、ピアノとしての機能以上に、「音楽を奏でる折、何処までの表現力を持っているのか?さらに、そもそもそのピアノが持ち合わせる個性・方向性が、どのような音楽に最も適しているか?」を相互に判断し、音色の方向性を定めていく必要性が有ります。
この判断は、非常に音楽的であり単にピアノを製品や商品として扱うのではなく、脈々と受け継がれた長い歴史を刻む中で生み出された芸術品としての価値を、扱う側の人間が持ち併せていなくてはならない感性です。それには、音楽を心の底から愛し、ライフワークの中心に日頃の研鑽を置いている人間である必要があります。


中古グランドピアノ スタインウェイの響板


上記の写真は、響板のニスを塗り替えている1コマです。
音色に対し、多分な影響を与える故に、その必要性の有無を判断するには多くの材料を求められます。それには数多くの音楽に触れ、質の良いピアノと共に感性を常に磨き、多くの経験を積む必要性が有ります。音色を聴き分ける力、部材やアッセンブリーの良し悪しを決定する判断力は、技術者側・販売会社側の力量に大きく左右されます。

ピアノの購入とは、その製品を購入する以上に、「ピアノの音を作り上げる人間」を買うという隠れた要素が含まれています。考慮しなくてはならない、様々な要因はありますが、最も重要と言える技術者の存在無くして、ピアノを語ることは出来ません。それほどに、ピアノの音色・性能は技術者の感性に頼るところが大きいと言えます。


グランドピアノ中古のスタインウェイピアノ

私たちには、日々非常に厳しい要求が届きます。
国内外からの音楽制作、コンサート、レコーディング、テレビ・CM収録など、少しの隙きも許されず、非常にシビアな案件に接しています。しかし、そのシビアで難しい案件こそが私たちを育み、一つ一つ着実に仕事をこなしていくことで、大きな視野で物事を捉え、次のステージへと上るきっかけともなりました。
そして何と言っても大切な考え方は、繰り返しになりますが、その原点に立ち返ることです。輸入されたピアノであり、銘柄は欧米のものであっても、その後のピアノへのアクセスの方法(調整方法)で、全く別物となり日本風の音で出回るケースも多々あります。本国で鳴っているピアノの音を深く理解するには、やはり奥深い造詣を身に着ける必要がありますが、その感性を養う場として、果たして国内ではどれ程のフィールドが用意されているでしょうか?私たちの基準からすれば、それはほぼ皆無の状況です。例えばアメリカのボストンに所在する名門、バークリー音楽大学では、ポール・マッカートニーやマイケル・ジャクソンのプロデューサーが教鞭を執っており、かつスター・ウォーズのレコーディングエンジニアが教授として所属しています。他にも世界の第一線で活躍する教授陣が指導を施すプログラムは、全世界から最も魅力的な教育機関の1つとして、常に世界で活躍する優秀な生徒を排出しています。
また、Piano Technicians Masterclassesというピアノ調律師達を、よりハイレベルで育て上げるプログラムを提供している欧米の組織は、スタインウェイ社の黄金時代を支えた調律師達が、そのノウハウを余すところなく技術を披露し、後進を育て上げています。これはあくまで一例ですが、このような世界に通じる価値観こそが最も重要と考えている私たちからすると、現在の日本には育て上げる仕組みそのものが、まだ成り立っていないようにも見受けられます。それ故に、世界的な人材というものが、排出され辛い状態にあるのではないかと考えられます。私たちは、この世界的な人材というところに重点を置き、常に次世代を見通して製品やサービスを提供しています。それが社内の人間であるのか、若しくは外部へ委託するのかなど、様々な選択肢はありますが、世界とのコネクションによって最高価値のリソースをご提供しています。
そしてこれまで日本にはなかった音の価値を新たにご提供し、次の世代に移り変わる担い手として今後も活動をして行こうと考えています。スタインウェイの中古グランドピアノから、コンプリートピアノまでをご提供するという事業の背景には、これだけ多くの思想とノウハウを構築してきており、その全てがご提供するピアノへと注ぎ込まれています。是非一度、足を運びこの世界を体感されてください。
きっとこれまでとは違う音の価値観をお感じ頂けるかと思います。


皆様のピアノ選びにおいて、選択肢の1つとしてお考えいただければ幸いです。
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