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ブログ・コラム

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マスタリング

  夏の大型アップデートを予定しています。毎年この時期になると、機材の更新を行ってきましたが、大型と銘打つのは今回で最終となる予定です。今回のアップデートで、機材は凡その完成型を見ることになり、間違いなく世界で最も充実したスタジオの一つになることは間違いありません。以前は自分が国内で唯一のエンドーサーであるとか、パシフィック地区を代表するといった意識が強かったのですが、もはや世界の頂点と […]

昨日から始まったピアノのオーバーダビングです。プロデュース案件ですが、プロモーションも含めて音源の一部を公開させて頂きました。この楽曲はフランスのオリビエに依頼し、作曲とプログラミングをしてもらいましたが、本当に優雅でドラマチックな楽曲に仕上がってくれています。やはり音の組み上げ方、作り上げ方が全く別物で、改めてそのスキルの高さというものを改めて感じさせられます。 今回のレコーディングでは、SPL […]

スタジオというものは常に次のステップを考慮しているものですが、これまでは構想していたものがあまりに壮大であったため、その構想に追いつくことでやっとだったと言えます。また、その構想を実現している最中に、エンドース元のメーカーが新しいアプローチをしてくることで、更に要素が増え、その先を考慮する必要が出てきたことも確かです。 また、この事業をやってみようということで、ライブレコーディングのシステムを取り […]

次から次に、エキサイティングな仕事が続きます。近日中にロンドンのドラマー、チャックとご一緒することになりました。チャックはエルトン・ジョン、ブライアン・アダムス、ペットショップボーイズなどなど、僕が子供のころから聴いていた楽曲に参加する凄腕ドラマーです。世界はインターネットのお陰で本当に狭くなりましたし、こうしたチャンスというものもオンライン上で直ぐに共有化が可能となり、不可能と思えたものが直ぐ隣 […]

ニューヨークから帰ってきて、早速に次の海外の仕事が持ち上がっています。次はロシアのバイオリニスト兼指揮者の、マリアとのレコーディングをブッキングすることになりそうです。音楽シーンも、グローバルになると本当にアグレッシブです。その上演奏能力が物凄く高く、次の仕事が本当に楽しみです。

今のマスタリングスタジオを作り、2年半が経過しました。僕が最初に目指したのは、海外で経験したアグレッシブなスタジオワークを日本に持ち帰ることでした。バークリー音大で、ジョナサン・ワイナーやマーク・エインスティマンに師事して、『マスタリングの考え方』を学びましたが、それはあくまで大学という枠内での経験。正直なところ、今役立っているかと聞かれれば、習ったものはほぼ何も使っていません。ただ、ポール・マッ […]

今回のニューヨークでのレコーディングは、非常に有意義なものとなりました。特にギターリストのZivは素晴らしい仕事をしてくれ、かなりのセッションを溜め込んでニューヨークに飛んだので、詰め込み状態のスタジオワークとなりましたが紳士的な対応に感謝しています。売れっ子ニューヨーカーのセッションとなると、事前に多少の公募をすると物凄い勢いで申し込みが入ります。今回だけでも、ドイツ、フランス、ドバイ、インドネ […]

素晴らしいニューヨークのギターリストと仕事をしています。主にセッションギターリストとして活動する Ziv Shelev に、あるプロジェクトの一部を任せています。任せているというのは、こういったセッションアーティストの場合、元々のデモ音源があって、それを忠実に彼の技量で再現するのか、或いは彼のセンスに任せるのかという選択肢があります。今回はZivのセンスに任せてセッションを行って貰うということで依 […]

Naranを皮切りに、モンゴルノスーパースターたちを担当する機会に恵まれています。今回はNaranからの紹介で、Naagiiのマスタリングを現在しています。やはり世界から受け取る音源というものは非常に刺激的で、様々なアプローチから楽曲が成り立っているためこちら側の技量も相当に試されます。音の作り方はこれまでロスアンゼルスのMaorのスタジオに出していたとのことで、やはりグローバルスタンダードに準拠 […]

レビューのページへ、elysia Xpressorを追加しました。https://www.for-artist.com/mixing-mastering/review.html

西洋と日本における音の違いというものは、洋楽とJ-POPに代表されるようなもののみではなく、あらゆるものに共通することはこれまでも述べてきました。例えばそれがマイクであれスピーカーであれ、最終型として聴くことの出来る音楽のみではなく、ハードである機器自体も全くその音色というものは西洋のものとは性質が異なります。その結果として、スタジオ機材、並びにオーディオ機器メーカーというものは、ほぼ輸入品に頼っ […]

  日本人が言うところの西洋人たちとの友人関係、またリレーションというのは実はのところ殆ど形成されていません。学生時分に 『日本人てすぐに友達っていうけれど、わたし全然友達だと思ったことないんだけど』 という内容の話をボストンの学友たちから聞かされたことは多々ありました。結局言葉もよくわからないし、何かしら魅力のあるスキルもないとなると、友人になる意味そのものがないと考えるのが西洋人の大 […]

以前から考えていたことではありましたが、PCモニターの位置を壁付けへと変更しました。これはKii Threeスピーカーから聴こえてくる音質を向上させる目的ではなく、あくまで利便性を優先したもので、そもそも32インチものPCモニターを直近で見ることは厳しく、ある程度の距離を置くこと前提としていました。しかし忙しさに任せて、この部分のアップデートというものを行わずに放置してきましたが、様々な機材の要素 […]

ずっと温めてきた elysia Mpressor 500 16ch at SSL XL-DESKですが、遂に実現したという喜びと共に、実務でどういった強みを発揮するか・・・実際に1カ月ほど使用してのレビューとなります。 先ずはelysiaが得意としている、透明でHi-Fiなサウンドを実現できるという意味では、どの楽器・どのジャンルであってもそれなりに演出をしてくれるコンプレッサーです。しかし僕の場 […]

ここ数日は、初めてお会いするアーティストのプロデュース案件が続きます。皆さんそれぞれに個性を持ってらっしゃるし、それぞれに独自の世界観をお持ちです。僕の仕事は、各アーティストや各楽曲のいいところを如何に引き出せるか?そこにかかっています。凄く遣り甲斐がありますし、本当に自分に向いている仕事だと改めて感じています。 明日も楽しみです。

今日のレコーディングにて。最近お気に入りの、Brauner PhantheraステレオとHUM Audio RS-2 M/Sでの構成にてレコーディングです。このマイキングは、Facebookに載せるとメーカー系の人を中心にヨーロッパでも大人気でした。そして何と言ってもマイクプリアンプは、SPL Crescendoがモノを言います。様々な楽器に対応できますし、Crescendoの存在でダイナミックレ […]

音圧戦争についての議論は多々ありますが、実情としてはまだまだ音圧を求める傾向というものは根強くあります。特にロックやダンス系の楽曲などには、強い音圧を求める傾向が顕著にみられますが、最近ではクラシックの分野でも強いコンプレッサーから求められる音質を求められることもあります。意外とも言えるクラシックやジャズの世界でも一定の音圧は求められますし、それよりもハードな楽曲の印象が付きまとうジャンルでは、更 […]

本日は、大型のライブレコーディングを想定して、Danteのシステムの動作確認を行いました。昨今IPプロトコルで音声をやり取りできるDanteはあらゆる場で使用されるようになり、正にライブレコーディングでのベストソリューションとして扱われています。中小規模のものならば、ある程度想像もつきますが、64ch以上を組もうとするとそれなりの動作確認・全体像の理解をしておりませんと、どう考えても上手く行かない […]

Kii Three スピーカーにおける、エクステンドスピーカBXTの導入を検討しています。Kii Threeを導入して、半年が過ぎようとしています。非常に高価なスピーカーでしたが、ドイツ本国のクリスCEOの別荘で聴かせてもらった音は、230v化も含めて一気にアップグレードしたこともあり、期待以上のサウンドクォリティで仕事を盛り上げてくれています。特に昨今のマスタリングというのは、定義がより明確化さ […]

シリーズで書いてきました、ヨーロッパ各地を回っての活動を纏めました。2000kmを走破し駆け巡ったその凝縮された経験というものは、何にも代え難いものとなりました。それぞれの出来事に思い出があり、自らの心の奥底に影響を与え今日のスタジオワークに活かされています。 お楽しみいただきながら、お読み頂ければ幸いです。   1. ヨーロッパの旅 elysia 2. 恋焦がれた Brauner Mi […]

今回の旅も最後となり、ウィーンフィルハーモニーの専属レコーディングエンジニアである、ゲオルグのスタジオを訪問しました。彼は元々ユジャ・ワンのレコーディングを行っている折に、僕の方から声をかけて知り合ったのですが、今回一連のヨーロッパの旅をFacebookに書き込んだところ、一番最初に自らのスタジオに招き入れてる約束をしてくれた友人でもありました。ヨーロッパに到着した折に、最初にコメントをくれたのも […]

再度デュッセルドルフから朝一の飛行機で飛んで、オーストリアにきました。もちろんEU内なので、パスポートなどのチェックは一切ありません。この日は、マスタリングエンジニアの仲間で、ピアニストとして STEINWAY in Austriaに勤務するハロルドと待ち合わせをしています。この旅のほとんどは、初顔合わせの人ばかりなのですが、流石欧米のハイソサエティたちが集うスタジオワークの世界は、誰一人としてい […]

世界のトレンドというものの最前線で仕事をすると、その変化のスピードというものを肌身で感じることが出来ます。ついこの間までは、ミキシングでもある程度色気というものを音色に持たせていたものが、最近送られてくるファイルを聞いていると、むしろ色付けは全てマスタリングでして欲しいと言わんばかりのものが大多数と言えます。ラフミックなのかな・・・と思えるほどにミキシングは味気なく、殆ど音色感というものが感じられ […]

ニュルンベルグには始発の飛行機で飛び、最終の便で帰ってきました。そして翌日にはデュッセルドルフから300km以上を走りカールスルーエ近くのスタインウェイハウスにやってきました。去年の秋からコンタクトを始めていましたが、やっとウーヴェと会うことが出来たと共に、アウトバーンを本格的に200km以上の速度で巡行しました。昔サーキットでオートバイに乗るのが好きで、最近またそういうのも良いかな・・・と思って […]

オーケストラのレコーディングについて、色々と構成を考え直しています。前から考えていたことではありますが、ウィーンでゲオルグとのレコーディング(アーティスト:ウィーンフィル&ヨナス・カーフマン)に接した折、彼がその多くをラージダイアフラムでレコーディングしたいたことと、加えて僕自身としては Decca Treeを導入したいと思っていたことが重なりました。これまではステレオマイクで対応していたものを、 […]

この頃になると、ぎちぎちに詰め込んだスケジュールのお陰で、かなりキツイ日々を過ごしていたかと思います。この日は起点としていたデュッセルドルフから、朝7時の飛行機でニュルンベルグに来ました。目的はこの人、Igl(イーグルと読みます)のスタジオに来るためです。IglはイギリスのSound on Soundでの執筆をはじめとして、ヨーロッパではかなり知られている人物です。また、ヤマハの仕事でドイツ語から […]

非常に関係の深いelysia社が、Instagramに投稿してくれた写真です。気が付けば、すっかりelysiaのエンドーサーとしての地位も定着して、同社の機材においてのヘビーユーザーという認識と、その音を理解する人間として世界中で情報が共有されるようになりました。最初に当時経営者だったドミニクが手を差し伸べてくれ、世界の中での知名度が上がることで、各国のマスタリングを担当するようになりました。その […]

SPLの後には、オランダにやってきました。前日にベルギーのDanところへ行った際、写真のコンプレッサーVacuvoxを、製作者であるBerryがDanのスタジオに同日に持ってくる旨を話していて、Berryとは非常に近くをかすめていました。同時に世界を見渡しても、トップの方で活動している人たちというのは多くなく、限られた世界であることも再確認させられました。 さて、本題のVacuvoxですが、製造場 […]

ヨーロッパに行くと、毎回お約束のように伺うSPLのサーシャ・フロッケンとお気に入りの湖 Gastronomie Am Heidweiher でワンショットです。彼も僕のことを世界に出してくれた人で、この恩義というものは決して忘れることはありません。今現在、世界で最も優れたマスタリング機材を製造するメーカーと付き合いが出たのは本当にラッキーでしたし、彼らの凄く豊かな人間性に育まれてここまで来れたこと […]

世界と競争するというのは、非常に良い相乗効果を与えてくれます。どうしても国内ですと内向きになりがちな考え方も、世界へ出て様々なスタジオと戦うということになると、そう甘いものではありません。やはり世界の壁というのは非常に厚いものがあります。 僕の場合は、明確に『うちのスタジオを世界的音楽プロダクションへと育て上げる』というビジョンがありましたから、大前提として世界の頂点に立つスタジオを目指してきまし […]