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ブログ・コラム

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マスタリング

機材が色々あると、様々な試みというものが可能になります。いつも同じことを繰り返すということは、進展がないというよりは退化していってしまうのかと思います。そんな考えを常に持ち続けながら挑戦は続きます。 ということで、今日はベートーヴェンのピアノソナタから月光をレコーディングするとのことで、月光と言えばベートーヴェンの中でもトレンドが変化した時期でもあります。ピアノの進化と共に、楽曲も大きく変わってい […]

2019年の夏に試みたアップデートは、これまでで最大のものであった。今後もここまでのものを予定はしていないし、過去にも経験のない規模のものであった。エンドーサーという立ち位置から、機材は直接本国のプロダクトブースから毎日のように100kg以上の重量と共に到着した。毎週のように大型のトラックがスタジオに横付けされ、物凄い迫力であったが、到着した機材たちはそれ以上のものを物語っていた。 先ずはSPLか […]

本格的にコンサルティング業務を事業化することを考慮し、1年くらいが経ったかと思います。これまでもそれらしき仕事というものは多く、様々な形でコンサルティング業務というものは請け負ってきてはいました。ただ、それは音楽産業の中でも、更に小さな動きの中だけでの話でしたが、今回宮崎博士に加入して頂くことで本格的な事業形態へと変貌を遂げて行くことと思います。既にドイツメーカーが日本への参入を希望しているところ […]

今日はSPL Neosからマスタリングコンソールにダイレクトに音源を流し、ワンストップでミキシング・マスタリングを行っています。この構成、本当に素晴らしいのですが慣れるのが大変でした。慣れるというのは操作ではなく、音そのものです。とてつもなく広大でHi-Fiなサウンドで作り上げられるために、これまで聴いたことのない世界観と感性で挑まなければなりません。最初の2週間は、『あれ、どうした?』と思われた […]

ドイツSPL社から連絡があり、来週にNeosが到着します。アップデートの順序や諸々考えながら進めて、1年半をかけてスタジオに導入されます。今のところのプランとしては、SSLやMixdreamのシグナルチェインをこのNeosに纏め上げて、そのままマスタリングコンソールに送る予定です。Neosから後は、全て120vテクノロジーの機材で構成する予定です。それにしてもお陰様で業務が激しく、もう限界という感 […]

マスタリング機材のゲームチェンジャー、ドイツSPL社から機材完成の連絡が入りました。国内未発表の機材を多く含んでおり、どう扱っていくかを現在考案中です。繋げて並べるだけならば簡単ですが、何処にどういう形で差し込んでいくのか?またマスタリング・ルーターも今回は一気に導入を進めますから、かなり自由が利くようになります。自由がきけば考えることも増えるわけで、SPLだけでもこれらだけではなくとてつもない数 […]

 最近は正に世界中のアーティストと歩んだ3カ月と言えるかと思います。ニューヨークとロンドンにこの間出向いて、コミュニケーションを円滑にしながら様々な楽曲を手掛けてきました。クラシックの王道を行く曲からクロスオーバーの楽曲、ギターヒーローを彷彿とさせる楽曲から現代の総合アートをモチーフとした非常にアーティスティック性溢れる楽曲など、月の限界値とも言える曲数をこなしてきました。その一つ一つが世界との […]

今当スタジオの業務というものが急拡大しています。音楽プロダクションとしての成長はもとよりも、世界中の様々な音楽シーンにおいてプロデュースという楽曲の根幹をなす責任者としての仕事が急増しています。これはこれまで積み重ねてきた様々なシーンでの実績が裏付けとなり、CM音楽からアルバムつくりにおける楽曲の方向性やブッキング、各アーティストの演奏におけるディレクションまでを請け負っています。 そうした中でS […]

伝説的な作曲家ジョン・キャペックと、編曲家・プログラマーとして著名なセフィ・カーメルの2人のスーパースターによる楽曲をミキシング中です。50トラックを超える大作となっており、この先のオーバーダビングのためにDAW内で楽曲をミキシングしています。担当としてはジョン・キャペックがピアノアレンジを担当し、彼が弾いたピアノがプロジェクト内に収められており、セフィ・カーメルがアレンジ・プログラミングしたファ […]

先週のこととなりますが、アムステルダムのアビーロードスタジオからロビンが来日し、彼と一緒に食事やドライブを楽しみました。代理店の招聘で来日したようでしたが、代理店経由で伝えられている彼の姿と、実際にヒアリングして聞くことの出来た彼の姿は随分と違うものでした。 マイアミやロンドンを拠点に仕事をし、現在はアムステルダムで教鞭をとっているとのことで、4月にアムステルダムにいった折に彼の職場には顔を出して […]

伝説的なアーティストとの仕事というものが、一体どういうものなのか?中々想像つきにくいものですが、自分が今まで経験してきたものとしては、至っていつも通りのことをするという程度の認識です。今の状態は、ジョン・キャペック(TOTOやダイアナ・ロス、ロッド・スチュワート、ジョー・コッカーやオリビエ・ニュートンジョンに楽曲を提供)とセフィ・カーメル(ET、ハリーポッター、フィル・コリンズ、デイビッド・ボーイ […]

現在世界中とのやり取りで、毎日を過ごしています。ジョン・キャペック、セフィ・カーメル、チャック・サポ、そのほかにもサンクトペテルブルグのマリアやケルンのマダリーナなど、世界中と音源をやり取りしています。プロデュースの担当楽曲は10曲までと決めていますが、流石にその10曲がずっと続いている状況はハードです。機材はこれまでで最大のアップデートも控えており、配線をやりくりしながらスタジオを止めない工夫も […]

プロデューサーというと、予算編成からそのアーティストをどういうキャラクターで売り出すかなど、プロモーションやビジネスの側面が強いように思えますが、僕が思うのはやはり楽曲を制作するうえで何よりも重要だと思えることは、アーティストにそれまで見たことのない新たな境地と景色を見て貰うことだと感じています。どういう手法で新たな境地・形式を見て貰うのか?という方法論は勿論様々にありますが、自分の場合は世界的な […]

elysiaのalpha compressor といったらKing of compressor という表現は誰もが頷くかと思います。そしてもう一つの勢力がSPL IRON・・・それにShadow Hills辺りでしょうか。それなりの規模のある海外のマスタリングスタジオであれば、全部またはこの2つが凡そ採用されているケースが多いように思えます。インディーメーカーを足せば勿論もっと世界は広がるのですが […]

  プロデューサーとサウンドエンジニアを両立する音楽関係者は、欧米の音楽シーンではよく見る光景です。私自身もまさにそうした人物たちと同じ立場にいるわけですが、指揮系統として日々世界の超一流アーティストのレコーディングに立ち会うチャンスに恵まれます。自らでレコーディングするのか?或いは現地のエンジニアに任せるのかは毎回スケジュールや楽曲の方向性で考慮することですが、何と言ってもその『サウン […]

  夏の大型アップデートを予定しています。毎年この時期になると、機材の更新を行ってきましたが、大型と銘打つのは今回で最終となる予定です。今回のアップデートで、機材は凡その完成型を見ることになり、間違いなく世界で最も充実したスタジオの一つになることは間違いありません。以前は自分が国内で唯一のエンドーサーであるとか、パシフィック地区を代表するといった意識が強かったのですが、もはや世界の頂点と […]

今のマスタリングスタジオを作り、2年半が経過しました。僕が最初に目指したのは、海外で経験したアグレッシブなスタジオワークを日本に持ち帰ることでした。バークリー音大で、ジョナサン・ワイナーやマーク・エインスティマンに師事して、『マスタリングの考え方』を学びましたが、それはあくまで大学という枠内での経験。正直なところ、今役立っているかと聞かれれば、習ったものはほぼ何も使っていません。ただ、ポール・マッ […]

今回のニューヨークでのレコーディングは、非常に有意義なものとなりました。特にギターリストのZivは素晴らしい仕事をしてくれ、かなりのセッションを溜め込んでニューヨークに飛んだので、詰め込み状態のスタジオワークとなりましたが紳士的な対応に感謝しています。売れっ子ニューヨーカーのセッションとなると、事前に多少の公募をすると物凄い勢いで申し込みが入ります。今回だけでも、ドイツ、フランス、ドバイ、インドネ […]

西洋と日本における音の違いというものは、洋楽とJ-POPに代表されるようなもののみではなく、あらゆるものに共通することはこれまでも述べてきました。例えばそれがマイクであれスピーカーであれ、最終型として聴くことの出来る音楽のみではなく、ハードである機器自体も全くその音色というものは西洋のものとは性質が異なります。その結果として、スタジオ機材、並びにオーディオ機器メーカーというものは、ほぼ輸入品に頼っ […]

  日本人が言うところの西洋人たちとの友人関係、またリレーションというのは実はのところ殆ど形成されていません。学生時分に 『日本人てすぐに友達っていうけれど、わたし全然友達だと思ったことないんだけど』 という内容の話をボストンの学友たちから聞かされたことは多々ありました。結局言葉もよくわからないし、何かしら魅力のあるスキルもないとなると、友人になる意味そのものがないと考えるのが西洋人の大 […]

ずっと温めてきた elysia Mpressor 500 16ch at SSL XL-DESKですが、遂に実現したという喜びと共に、実務でどういった強みを発揮するか・・・実際に1カ月ほど使用してのレビューとなります。 先ずはelysiaが得意としている、透明でHi-Fiなサウンドを実現できるという意味では、どの楽器・どのジャンルであってもそれなりに演出をしてくれるコンプレッサーです。しかし僕の場 […]

Kii Three スピーカーにおける、エクステンドスピーカBXTの導入を検討しています。Kii Threeを導入して、半年が過ぎようとしています。非常に高価なスピーカーでしたが、ドイツ本国のクリスCEOの別荘で聴かせてもらった音は、230v化も含めて一気にアップグレードしたこともあり、期待以上のサウンドクォリティで仕事を盛り上げてくれています。特に昨今のマスタリングというのは、定義がより明確化さ […]

シリーズで書いてきました、ヨーロッパ各地を回っての活動を纏めました。2000kmを走破し駆け巡ったその凝縮された経験というものは、何にも代え難いものとなりました。それぞれの出来事に思い出があり、自らの心の奥底に影響を与え今日のスタジオワークに活かされています。 お楽しみいただきながら、お読み頂ければ幸いです。   1. ヨーロッパの旅 elysia 2. 恋焦がれた Brauner Mi […]

今回の旅も最後となり、ウィーンフィルハーモニーの専属レコーディングエンジニアである、ゲオルグのスタジオを訪問しました。彼は元々ユジャ・ワンのレコーディングを行っている折に、僕の方から声をかけて知り合ったのですが、今回一連のヨーロッパの旅をFacebookに書き込んだところ、一番最初に自らのスタジオに招き入れてる約束をしてくれた友人でもありました。ヨーロッパに到着した折に、最初にコメントをくれたのも […]

再度デュッセルドルフから朝一の飛行機で飛んで、オーストリアにきました。もちろんEU内なので、パスポートなどのチェックは一切ありません。この日は、マスタリングエンジニアの仲間で、ピアニストとして STEINWAY in Austriaに勤務するハロルドと待ち合わせをしています。この旅のほとんどは、初顔合わせの人ばかりなのですが、流石欧米のハイソサエティたちが集うスタジオワークの世界は、誰一人としてい […]

ニュルンベルグには始発の飛行機で飛び、最終の便で帰ってきました。そして翌日にはデュッセルドルフから300km以上を走りカールスルーエ近くのスタインウェイハウスにやってきました。去年の秋からコンタクトを始めていましたが、やっとウーヴェと会うことが出来たと共に、アウトバーンを本格的に200km以上の速度で巡行しました。昔サーキットでオートバイに乗るのが好きで、最近またそういうのも良いかな・・・と思って […]

この頃になると、ぎちぎちに詰め込んだスケジュールのお陰で、かなりキツイ日々を過ごしていたかと思います。この日は起点としていたデュッセルドルフから、朝7時の飛行機でニュルンベルグに来ました。目的はこの人、Igl(イーグルと読みます)のスタジオに来るためです。IglはイギリスのSound on Soundでの執筆をはじめとして、ヨーロッパではかなり知られている人物です。また、ヤマハの仕事でドイツ語から […]

SPLの後には、オランダにやってきました。前日にベルギーのDanところへ行った際、写真のコンプレッサーVacuvoxを、製作者であるBerryがDanのスタジオに同日に持ってくる旨を話していて、Berryとは非常に近くをかすめていました。同時に世界を見渡しても、トップの方で活動している人たちというのは多くなく、限られた世界であることも再確認させられました。 さて、本題のVacuvoxですが、製造場 […]

ヨーロッパに行くと、毎回お約束のように伺うSPLのサーシャ・フロッケンとお気に入りの湖 Gastronomie Am Heidweiher でワンショットです。彼も僕のことを世界に出してくれた人で、この恩義というものは決して忘れることはありません。今現在、世界で最も優れたマスタリング機材を製造するメーカーと付き合いが出たのは本当にラッキーでしたし、彼らの凄く豊かな人間性に育まれてここまで来れたこと […]

世界と競争するというのは、非常に良い相乗効果を与えてくれます。どうしても国内ですと内向きになりがちな考え方も、世界へ出て様々なスタジオと戦うということになると、そう甘いものではありません。やはり世界の壁というのは非常に厚いものがあります。 僕の場合は、明確に『うちのスタジオを世界的音楽プロダクションへと育て上げる』というビジョンがありましたから、大前提として世界の頂点に立つスタジオを目指してきまし […]