本文へスキップ

ブログ・コラム

電話でのお問い合わせはTEL.043-376-5989

〒261-0012 千葉県千葉市美浜区磯辺8-15-6

マスタリング

  『そちらのスタジオにインターンとして行くことは出来るのか?或いは雇ってもらうことは可能だろうか?』 そんな連絡が世界各国から当スタジオには入ってきます。仕事上で付き合いのある地域は勿論、全く意表を突かれるような国からもヨーロッパを中心にメッセージが届きます。特にヨーロッパチャートへ楽曲を送り込むようになってからは、その傾向はより強くなったように思えます。これは非常に名誉なことであり、 […]

  嬉しいニュースがDie Denkazのステファンから持たされました。 彼らの楽曲を初めて担当させて頂いた『Pfusch am Bau Song』が、ドイツの音楽賞DMSC Musiker Awardsを獲得しました。彼らとのリレーションが始まったばかりの中で、ワールドカップの公式曲を担当させてもらい、更なる飛躍を共に遂げることとなりました。 Die Denkazとの出会いは、SPL社 […]

日本にはいってきている商業音楽の殆どは、アメリカを中心とした動きになっています。確かにビルボードやグラミー賞はアメリカのものですし、映画も含めた世界への道筋を持っているのもアメリカです。しかし、その根幹の音を作っているスタジオや、作曲を行っている音楽家はヨーロッパ人ということは多々あります。あちこちでお話させていただいたり、このサイトでも書かせていただいているのですが、その最先端を行くのはドイツで […]

日本のCDと海外のCDの音、更には映画であれテレビであれ、その違いは誰もが感じるところかと思います。マスタリングを海外のスタジオに外注することもありますが、それでも根本的要因であるレコーディングやミキシングにおいて音色の扱いが異なるため、どうしてもダイナミックレンジや低音の艶やかさ、そして音楽的な高音部を形成するところまでには至っていないようです。 海外での活動が中心となっている自分の立場からする […]

アメリカのピアノ関連の友人たちに誘われ、ピアノテクニシャンのマスタークラスを受けるように勧められているのですが、その勉強における一部に以上のような動画が紹介されていました。触り程度のものですが、非常にロジカルに説明されており、これはバークリーやハーバード・ビジネス・スクールでも経験することなのですが、物事を図解し論理立てるのが非常に上手な文化であることを改めて感じることが出来ます。こうした背景は、 […]

  昨今ノーベル賞において、毎年受賞者を日本から排出することで、その地位というものを世界的に示していますが、その一方では多くの課題を残しているとも言われています。それは未来型における日本の姿に陰りを見るというもので、主に国立大学における運営費の削減により研究への投資ができないというものです。それにより、明るい未来を想像できない若者たちからは敬遠され、それと平行する形で優れた論文の創出も難 […]

世界最先端の音を目指し、世界と激しく競争することで見えてくる景色 ドイツSPL社が発表した、150dBものレンジを持つ新世代のマイクプリアンプ。SPL社のエンドーサーとして、昨年本国に訪れた際、提案した機材が製品化された一例。 世界と激しく競争するとは、何を指すでしょうか? 国際公式エンドーサーだから、最先端なのでしょうか?若しくはスタジオ機材が、一応の体裁を保っていれば最先端の部類として競争して […]

230vの高電圧の電源から見えてくる音質の違いと感性の問題 日本国内で230vを運用するのは、ほぼ不可能と定義づけられています。これまであらゆる電気関係の方々に問い合わせ、国内の大凡の特注ショップなどにも聞き回りましたが、最終的には諦めるしか無い状況というのが大筋の見方かと思います。 それで100vでの駆動というのは、スタジオでは考えにくく、殆の機材が115vからを想定しているので、ユニバーサル電 […]

高い志という共通言語・・・スタインウェイグランドピアノを通して 時に志を共に出来るきっかけというものは、様々に存在します。それが同業者であれ異業種であれ、性別・年齢差・人種など全ての要素を飛び越えて感じることの出来る、これ以上無い清々しい思いというものがあります。 先日スタインウェイの取引を行わせていただいた方は、大阪いずみホールの専属調律師ということで、当方が扱っているスタインウェイを含め、様々 […]

新しいスタインウェイピアノと中古スタインウェイピアノ何が違う? 会員制のスタインウェイ・グランドピアノB型を主に扱うディーラー。欧米でもスタインウェイは中古に重きが置かれる傾向にある。価格なのか、音色なのか?その理由は何から来るものなのだろうか。 同じスタインウェイピアノでも、新しいスタインウェイと中古のスタインウェイで、音色には随分と大きな開きがあります。その上、日本と欧米でスタインウェイピアノ […]

マスタリング参加曲がヨーロッパでヒットしたことで私に与えた影響 マスタリング・サウンドプロデュース参加曲 Die Denkaz の Pfusch am bar が発売から3週間で、Spotifyヨーロッパチャート7位にランクイン。ミュージックビデオは、1週間半で100万回に届く勢いで再生された。 ヒット曲が生み出されるというのは、多くの要素が重なり生み出されるもので、様々なポジションの人間たちが最 […]

最高のグランドピアノの音色について考える。 グランドピアノにおける選定では、一体何が物を言うのか?そもそも個々が持ち合わせている感性を、どう用い如何に判断を下して行くのかを考えます。 これまで様々な尺度から音について考えてきました。当社の場合は、音楽制作と楽器販売を一社の中に機能として持ち合わせていますから、それぞれの強味を共有するという考え方が根付いています。音を一から作るということでは、圧倒的 […]

世界の音楽レベル リファレンスの音源を世界各国から受け取る。その殆どは、それぞれに個性は有るにせよ、非常に高いレベルを保っている。 今日はモロッコから音源を受け取り、そのレベルの高さに驚いた故に、ここに文面を残したいと思いました。 世界中から送られてくる音源を受け取り、そこにミキシングやマスタリングの工程を経て送り返すという業務が、私たちのもとには多数届きます。ONLINEで送られてきますので、い […]

理想のピアノレコーディングを求めて スタインウェイ・フルコンサートグランドピアノのレコーディングのワンシーン。移動式の小型NEVEコンソールを用いることで、圧倒的に立体感有るレコーディングが可能となった。 楽器の中で、最も巨大な響体を持ち合わせるのがピアノであり、そのために発生する様々な要因というものは、想像を超えるほどのものがあります。その楽器のレコーディングともなれば、やはり考えなければならな […]

美を感じ取る感度が、価値と哲学を創造する。 僕がチェコからマスタリングを依頼された、非常に美しいミュージックビデオ。正にヨーロッパを代表するような仕上がりになっており、イギリスも含めエンターテイメントの中心と思われている英語圏とは、明らかに異なる仕上がりになっている。美しさを説明するには、最も相応しい一作。果たして、日本でこのクォリティを生み出すことが出来るだろうか? ここのコラムやブログを通し、 […]

グランドピアノを会場に持ち込むことで、得られた自由と栄光 aiko『嘆きのキス』ミュージックビデオ。aikoにとってもオリコン初となる1位を獲得した、記念すべき楽曲となった。当社はスタインウェイ・グランドピアノの持ち込み、画角の設定など制作に参加した。 私たちの栄光の影には、とてつもないほどのトライ・アンド・エラーが背景にあります。その栄光が華々しければ華々しいほどに、影に隠れたリスクや努力という […]

様々なフィードバックを、どう実務に投入するのか? レコーディング中のスタインウェイピアノの写真。ピアノの音色における最高峰は、レコーディングにこそあると考えられる。最高峰からのフィードバックは、音色における最高の哲学を形成する。 今回は、具体的にピアノの音色というものにスポットを当てて、どういう状況下でどのような音が求められるかについて述べてみたいと思います。そして当社のコンセプトとする、最高峰と […]

世界のアーティストともに・・・なぜ世界に挑むのか? 2010年のEXPO Shanghaiの折に、上海と姉妹都市である大阪府(読売テレビ)で、ユンディ・リの演奏収録が行われた。一連のピアノと収録音響全般を受注した。 ユンディ・リとは、非常に思い出深いエピソードが沢山あります。 先ず彼を知ったのは、忘れもしない2000年のショパンコンクールの折でした。スター性を持つ彼は、鮮烈な演奏とルックスで世界を […]

音色の構築という考え方を、ピアノ調律から見極める 欧米と日本での仕事を通し、様々な疑問や違いの発見というものが日々あります。 今回扱いたいのは、『音の構築』という考え方です。皆さんピアノの調律・メンテナンスという言葉から何を想像するでしょうか?保守・点検・補修・修理・ピッチ合わせ・・・ 色々有ることと思います。そこに『音色を構築している』という答えを導けた方は、どれほどいらっしゃるでしょうか? 日 […]

世界のアーティストともに・・・なぜ世界に挑むのか? 音楽制作・ポストプロダクションで日々仕事を共にするセフィ・カーメル。ET、ハリーポッターなど映画音楽を手掛けるとともに、フィル・コリンズ、BBキング、デイビッド・ボーイなどともアレンジャー、演奏者、エンジニアとして参加するなど、マルチに才能を発揮するロンドンの鬼才。 世界のアーティスト達とともに歩むことは、容易いことではありません。世界のトップは […]

気付き、認めるところから全てが始まる。 ヨーロッパの旧市街。右手奥は、シューマンが一時期過ごしたとされる家。ブラームスはここで、体調不良のシューマンとその妻子に対して、献身的に尽くしたとされる。 文化が異なれば、景色や空気が異なります。同じように言葉、食べ物、風習が異なります。文化が異なるとは、これほど多くの要素を含んでおり、あらゆるものに波及します。そしてこれまでに再三コラムで書いてきたように、 […]

なぜ日本と欧米では、良い音の定義が異なるのか? ドイツ・オランダ・ベルギー周辺で出される、典型的なケーキの一例。糖分は少なく、クリームに油成分も少ないことから、ボリュームがあっても胸焼けせずに食べられる。文化の違いは、食にも顕著に現れる。 これまでコラムで様々に論じてきた、『音』という形にならない芸術の分野を説明してきましたが、私のこれまでの論調として、何故欧米と日本でここまでの違いが発生するのか […]

欧米の哲学について考える。 気が遠くなるほどの長い期間を掛けて創られたケルン大聖堂。起源から換算すれば、1400年以上の時を経て、現在尚建設途中の箇所もある。 皆様御存知のように、ヨーロッパにおける哲学の歴史は長期に及んでいます。それはローマ時代よりも更に遡り、ギリシャ哲学でソクラテスやプラトンなどが活躍した紀元前にまで話を巻き戻す必要があります。当時は数学や自然学を哲学として扱うことも多く、現代 […]

欧米で行なわれるピアノ選定 今回のコラムでは、欧米で行なわれるピアノ選定について追ってみましょう。 ハーバード・ビジネス・スクールに合格したことから、日本とアメリカを行き来する生活に加え、ヨーロッパとの強力な協力関係を作り上げたことで、常に世界を周る生活をするようになりました。昨年から今年にかけてアメリカを行き来したのは7回に及び、更には大西洋を渡りヨーロッパも頻繁に行き来するようになりました。そ […]

日本で良いとされるものが、果たしてグローバルで通用するのか? ドイツelysia社と、本国エンドースメント契約の折のワンショット。右がCEOであるドミニク、左がプロダクトマネージャー。この折に話し合われたmpressor を16ch全てをSSL XL-DESKにインストールする案は、elysia車内でも大絶賛を受け。NAMM SHOWでmpressorは、2018年Awardに輝いた。 欧米で学び […]

アメリカやヨーロッパから日本に戻ると、なぜ音の違いに驚く? ハーバード・ビジネス・スクールの授業を受けにボストンまで行き、仕事で帰国しその帰り道に幕張メッセでの講演を終えこのコラムを書いています。正にホットであり、その驚きや情熱を余すところなくお伝えできる環境かもしれません。幕張メッセで行われた講演の題名は、 『欧米スタイルのミキシング・マスタリングを紐解く』 というもので、スタジオワークを一例に […]

今日のステムマスタリングでは、以前リリースされていた曲をリマスターするという仕事に恵まれました。リマスターなので、2000年台に発売されており、再度配信用にマスタリングを見直すというものでした。こういう試みは、配信ならではのものであり、フィジカルが存在しない完全なるソフトコンテンツ故のものと言えるでしょう。 幾つかリファレンスの音源を聴いていて、その年その年のトレンドというものを分析したのですが、 […]

コラム:『ヨーロッパでのヒット曲を経て』を追加しました。 『ヨーロッパでのヒット曲を経て』 僕のキャリアでも、初となる参加作品がヨーロッパのチャート7位(今日現在)を記録するヒットとなり、今現在の心境と変化を綴ってみました。様々な作品に参加してきましたが、素晴らしいチャンスに恵まれ、今回やっと欧米でのヒット曲に恵まれたという現在、僕の環境は激変し様々な仕事の相談が舞い込み舞ます。中には、アビーロー […]

コラム:『新しいスタインウェイと中古スタインウェイ』を追加しました。 『新しいスタインウェイと中古スタインウェイ』 かなりの分量になりそうで、まだ書ききれていないのですが、先ず第一弾としてアップしてみました。スタインウェイ・グランドピアノの新旧製品を考えるときには、かなり多くの議論が想定されるために、各分量も格段に多くなります。 先ず第一弾としては、レコーディング・プロデューサーを務めた折の経験の […]

コラム:『最高のグランドピアノの音色を考える』を追加しました。 『最高のグランドピアノの音色を考える』 今回は題名の通り、最高のピアノの音色を求めて様々な角度から述べてみました。 ピアノの良し悪しについては、既にありとあらゆるところで述べられてきており、ウンチクについても出し尽くされている感があります。素材やその考え方などは、このサイト内でも既に書かれていましたから、それを追加で書いても重複してし […]