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ブログ・コラム

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マスタリング

僕にとってデュッセルドルフという地域は、既に第2の故郷のような場所になっています。ものすごく優秀なメーカーであるelysia、SPL、そしてBraunerが近隣に所在するという地域で、天才が沢山居るような地域でもあります。そして皆仲が良くて、よくパーティなどをしている様子がFacebookに流れてきます。そして今回はSPLのサーシャの仲介で、BraunerのダークCEOとお会い頂くことが出来ました […]

elysiaのCEOルーベンと共に 1週間という限られた期間ではありましたが、とてつもなく密度の濃いヨーロッパ遠征となりました。メルセデスベンツのGLCで走行した距離は2000kmにも及び、時速200km以上でアウトバーンを走りまくりました。最近拠点としているデュッセルドルフは、もはや第二の故郷のような感覚を持っており、遠出するたびに『デュッセルドルフに帰る』という感覚さえ持ち合わせています。そん […]

本格的なホールレコーディングで、HUM Audioのマイクを使用してきました。今回のレコーディングで、更に学ぶものがたくさんありました。Hi-Fiもハイレゾも大好きですが、行き過ぎた高音質というものを追求すると、音楽性というものを失わせることも実感できたレコーディングとなりました。 これまでレコーディングといえばSennheiser、Brauner、Earthworks、Neumann、Sonyと […]

良い音の指標や、具体的にリアリティのある実績に基づいた上での理論的な音場環境など、これらが示されないままに『良い音』というものが定義される国内のリスニング環境。徹底した裏付けを考慮したり、結論に至ったその経緯、また更にはその結論がどういった実績や実態からなされたものなのかが今一つ明確でないのが国内のオーディオ事情と言えるでしょう。 では音楽先進国である欧米はどういった状況であるのか?欧米は教育機関 […]

国際公式エンドーサーとしての立場というのは、それぞれの機材を有利な条件で手に入れられるという以上に、世界的な知名度向上や名誉というメリットも大きいですが、それ以上に大きなものとして、音楽業界における欧米のハイソサエティの世界に仲間入りできるというメリットが最も大きいかと思います。これは想像以上のもので、一社に付き世界中には10人ほどのエンドーサーがいますが、外部には決して出てこない情報というものを […]

イギリス・フランスの合同チームから成る楽曲制作において、その一部を日本で受注する。それがまた、ロンドンの敏腕作曲家・プロデューサーであるセフィー・カーメルからの紹介となれば、果たしてそんなことが実現するのだろうか?という疑問が国内から提起されそうです。しかし事実、この1週間はイギリス・フランスの合同チームからの仕事を、プロデューサーとして自分が立ち、アシスタントとして今年から新たに加入してくれた吉 […]

SPLのエンドーサーとして、ボス的な存在のBobさんが答えるインタビュー動画です。SPL社がフィーチャーした動画として、Facebook上で回ってきたのでご紹介したいと思います。 彼のキャリアは素晴らしいですし、これまでの功績というものも相当なものです。しかし、機材は更に先へと真価を果たしており、既に一世代前のマスタリングを行う方かと思います。そうした背景はあるにせよ、彼のチェインを見ることは非常 […]

ダイナミックレンジを重視するために、音圧を上げないという議論はよく行われることです。しかし、音圧=ダイナミックレンジの欠如、或いはリミッターを効かせての音楽制作というものが全て悪なのか否か?経験から少し書いてみたくなりました。 上の写真は、アメリカで制作された音源をマスタリングした折のファイル画像です。上段がミキシングのみ、下段がマスタリング後のファイルとなります。もともとミキシングで迫力ある音源 […]

音の潮流、世界のトレンドというものは、数年単位で大きく変化します。 このトレンドというものに対して、当スタジオのような国際エンドーサーは非常に敏感です。というのは、まず自分たちが積極的にそのトレンドを生み出しているということ、またそうした潮流が何処で取り入れられ、更には進化を見てどのような形でパブリッシュされるのかを見届けることで、更に次の世代の音というものを創造していきます。そして、昨年SPLか […]

近年世界で行われるマスタリングにおける考え方は、日本で考えられているものとは全く別物になりました。EQを主体に音作りを行うという概念を、果たしてどれだけの方が想像できるでしょうか?この概念は、巷で近年言われる『積極的なEQ』というこのとも異なります。積極的という語彙は用いられていても、あくまで補正という概念からは抜けられていないでしょう。またコンプレッサーは質感に変化を与える折には用いますが、所謂 […]

  『そちらのスタジオにインターンとして行くことは出来るのか?或いは雇ってもらうことは可能だろうか?』 そんな連絡が世界各国から当スタジオには入ってきます。仕事上で付き合いのある地域は勿論、全く意表を突かれるような国からもヨーロッパを中心にメッセージが届きます。特にヨーロッパチャートへ楽曲を送り込むようになってからは、その傾向はより強くなったように思えます。これは非常に名誉なことであり、 […]

  嬉しいニュースがDie Denkazのステファンから持たされました。 彼らの楽曲を初めて担当させて頂いた『Pfusch am Bau Song』が、ドイツの音楽賞DMSC Musiker Awardsを獲得しました。彼らとのリレーションが始まったばかりの中で、ワールドカップの公式曲を担当させてもらい、更なる飛躍を共に遂げることとなりました。 Die Denkazとの出会いは、SPL社 […]

日本にはいってきている商業音楽の殆どは、アメリカを中心とした動きになっています。確かにビルボードやグラミー賞はアメリカのものですし、映画も含めた世界への道筋を持っているのもアメリカです。しかし、その根幹の音を作っているスタジオや、作曲を行っている音楽家はヨーロッパ人ということは多々あります。あちこちでお話させていただいたり、このサイトでも書かせていただいているのですが、その最先端を行くのはドイツで […]

日本のCDと海外のCDの音、更には映画であれテレビであれ、その違いは誰もが感じるところかと思います。マスタリングを海外のスタジオに外注することもありますが、それでも根本的要因であるレコーディングやミキシングにおいて音色の扱いが異なるため、どうしてもダイナミックレンジや低音の艶やかさ、そして音楽的な高音部を形成するところまでには至っていないようです。 海外での活動が中心となっている自分の立場からする […]

アメリカのピアノ関連の友人たちに誘われ、ピアノテクニシャンのマスタークラスを受けるように勧められているのですが、その勉強における一部に以上のような動画が紹介されていました。触り程度のものですが、非常にロジカルに説明されており、これはバークリーやハーバード・ビジネス・スクールでも経験することなのですが、物事を図解し論理立てるのが非常に上手な文化であることを改めて感じることが出来ます。こうした背景は、 […]

  昨今ノーベル賞において、毎年受賞者を日本から排出することで、その地位というものを世界的に示していますが、その一方では多くの課題を残しているとも言われています。それは未来型における日本の姿に陰りを見るというもので、主に国立大学における運営費の削減により研究への投資ができないというものです。それにより、明るい未来を想像できない若者たちからは敬遠され、それと平行する形で優れた論文の創出も難 […]

世界最先端の音を目指し、世界と激しく競争することで見えてくる景色 ドイツSPL社が発表した、150dBものレンジを持つ新世代のマイクプリアンプ。SPL社のエンドーサーとして、昨年本国に訪れた際、提案した機材が製品化された一例。 世界と激しく競争するとは、何を指すでしょうか? 国際公式エンドーサーだから、最先端なのでしょうか?若しくはスタジオ機材が、一応の体裁を保っていれば最先端の部類として競争して […]

230vの高電圧の電源から見えてくる音質の違いと感性の問題 日本国内で230vを運用するのは、ほぼ不可能と定義づけられています。これまであらゆる電気関係の方々に問い合わせ、国内の大凡の特注ショップなどにも聞き回りましたが、最終的には諦めるしか無い状況というのが大筋の見方かと思います。 それで100vでの駆動というのは、スタジオでは考えにくく、殆の機材が115vからを想定しているので、ユニバーサル電 […]

高い志という共通言語・・・スタインウェイグランドピアノを通して 時に志を共に出来るきっかけというものは、様々に存在します。それが同業者であれ異業種であれ、性別・年齢差・人種など全ての要素を飛び越えて感じることの出来る、これ以上無い清々しい思いというものがあります。 先日スタインウェイの取引を行わせていただいた方は、大阪いずみホールの専属調律師ということで、当方が扱っているスタインウェイを含め、様々 […]

新しいスタインウェイピアノと中古スタインウェイピアノ何が違う? 会員制のスタインウェイ・グランドピアノB型を主に扱うディーラー。欧米でもスタインウェイは中古に重きが置かれる傾向にある。価格なのか、音色なのか?その理由は何から来るものなのだろうか。 同じスタインウェイピアノでも、新しいスタインウェイと中古のスタインウェイで、音色には随分と大きな開きがあります。その上、日本と欧米でスタインウェイピアノ […]

マスタリング参加曲がヨーロッパでヒットしたことで私に与えた影響 マスタリング・サウンドプロデュース参加曲 Die Denkaz の Pfusch am bar が発売から3週間で、Spotifyヨーロッパチャート7位にランクイン。ミュージックビデオは、1週間半で100万回に届く勢いで再生された。 ヒット曲が生み出されるというのは、多くの要素が重なり生み出されるもので、様々なポジションの人間たちが最 […]

最高のグランドピアノの音色について考える。 グランドピアノにおける選定では、一体何が物を言うのか?そもそも個々が持ち合わせている感性を、どう用い如何に判断を下して行くのかを考えます。 これまで様々な尺度から音について考えてきました。当社の場合は、音楽制作と楽器販売を一社の中に機能として持ち合わせていますから、それぞれの強味を共有するという考え方が根付いています。音を一から作るということでは、圧倒的 […]

世界の音楽レベル リファレンスの音源を世界各国から受け取る。その殆どは、それぞれに個性は有るにせよ、非常に高いレベルを保っている。 今日はモロッコから音源を受け取り、そのレベルの高さに驚いた故に、ここに文面を残したいと思いました。 世界中から送られてくる音源を受け取り、そこにミキシングやマスタリングの工程を経て送り返すという業務が、私たちのもとには多数届きます。ONLINEで送られてきますので、い […]

理想のピアノレコーディングを求めて スタインウェイ・フルコンサートグランドピアノのレコーディングのワンシーン。移動式の小型NEVEコンソールを用いることで、圧倒的に立体感有るレコーディングが可能となった。 楽器の中で、最も巨大な響体を持ち合わせるのがピアノであり、そのために発生する様々な要因というものは、想像を超えるほどのものがあります。その楽器のレコーディングともなれば、やはり考えなければならな […]

美を感じ取る感度が、価値と哲学を創造する。 僕がチェコからマスタリングを依頼された、非常に美しいミュージックビデオ。正にヨーロッパを代表するような仕上がりになっており、イギリスも含めエンターテイメントの中心と思われている英語圏とは、明らかに異なる仕上がりになっている。美しさを説明するには、最も相応しい一作。果たして、日本でこのクォリティを生み出すことが出来るだろうか? ここのコラムやブログを通し、 […]

グランドピアノを会場に持ち込むことで、得られた自由と栄光 aiko『嘆きのキス』ミュージックビデオ。aikoにとってもオリコン初となる1位を獲得した、記念すべき楽曲となった。当社はスタインウェイ・グランドピアノの持ち込み、画角の設定など制作に参加した。 私たちの栄光の影には、とてつもないほどのトライ・アンド・エラーが背景にあります。その栄光が華々しければ華々しいほどに、影に隠れたリスクや努力という […]

様々なフィードバックを、どう実務に投入するのか? レコーディング中のスタインウェイピアノの写真。ピアノの音色における最高峰は、レコーディングにこそあると考えられる。最高峰からのフィードバックは、音色における最高の哲学を形成する。 今回は、具体的にピアノの音色というものにスポットを当てて、どういう状況下でどのような音が求められるかについて述べてみたいと思います。そして当社のコンセプトとする、最高峰と […]

世界のアーティストともに・・・なぜ世界に挑むのか? 2010年のEXPO Shanghaiの折に、上海と姉妹都市である大阪府(読売テレビ)で、ユンディ・リの演奏収録が行われた。一連のピアノと収録音響全般を受注した。 ユンディ・リとは、非常に思い出深いエピソードが沢山あります。 先ず彼を知ったのは、忘れもしない2000年のショパンコンクールの折でした。スター性を持つ彼は、鮮烈な演奏とルックスで世界を […]

音色の構築という考え方を、ピアノ調律から見極める 欧米と日本での仕事を通し、様々な疑問や違いの発見というものが日々あります。 今回扱いたいのは、『音の構築』という考え方です。皆さんピアノの調律・メンテナンスという言葉から何を想像するでしょうか?保守・点検・補修・修理・ピッチ合わせ・・・ 色々有ることと思います。そこに『音色を構築している』という答えを導けた方は、どれほどいらっしゃるでしょうか? 日 […]

世界のアーティストともに・・・なぜ世界に挑むのか? 音楽制作・ポストプロダクションで日々仕事を共にするセフィ・カーメル。ET、ハリーポッターなど映画音楽を手掛けるとともに、フィル・コリンズ、BBキング、デイビッド・ボーイなどともアレンジャー、演奏者、エンジニアとして参加するなど、マルチに才能を発揮するロンドンの鬼才。 世界のアーティスト達とともに歩むことは、容易いことではありません。世界のトップは […]