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ブログ・コラム

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マスタリング

春の小雨が降る素敵な午前中、マスタリングスタートです。 今日は修正が中心となりますが、非常に感性の部分を強く押し出したオーダーを頂いています。こうした様々なフィードバックから得られる音作りというのは、常に自らを成長させられると共に新たな視点というものを与えてもくれます。これまでに『これが自らのスタイル』と思い込んでいた部分を打破し、新たな価値観が芽生えることでより一層理想に近づいていくことも出来ま […]

午前中のマスタリングンは、多数のリファレンス音源(参考音源)が送られてきており、多くの楽曲を聴く機会に恵まれました。クライアントからの要求も様々ですが、画一的にレベルは非常に高く、求められるものも最高難易度のものばかりが揃っていましたが、自らを育てる絶好のチャンスでもありました。 音のレベルの高さは勿論ですが、クライアントからの発せられる要求の高さと共に、『これが出来るはず』というディレクションが […]

マスタリング

2018/03/19

国内のレコード会社からの仕事で、春の陽気の中マスタリング中です。 曲も非常にノリがよく、情熱溢れる歌詞に仕事も進みます。国内と海外でマスタリングの方法が異なるか?と聞かれれば、確かに全く異なる手法を用います。僕の手元に来る音源というのは、基本的には海外で制作される音を求められることが前提となっていますから、いつも作業している欧米でのOkayテイクとされる音を作ろうとすると、相当にEQで音作りを根本 […]

ピアノというのは成長します。今日数カ月ぶりに再会したスタインウェイ・グランドピアノは、まさしく素晴らしい成長を遂げていました。これはピアノが生きており、尚且生き生きと表現できる調整が行なわれてから故のもので、この概念を基に整音が施されていなければ不可能な成長仮定とも言えます。 『音が立ってくる』や『鳴ってくる』というような、一定の使用によるハンマーの硬化によりもたらされる音色の変化ではなく、明らか […]

SPL world

2018/03/19

なんともお茶目なSPLのマスタリング機材を模倣したミニチュアです。 これはSPLのFacebookページから流れてきたものですが(本国エンドーサーなので宣伝目的の写真は使用が自由です)、こういう遊び心と機材の美しさをアピールする感性はやはり素晴らしいと思います。しかもこの一連の機材の並びは、僕が自分のスタジオで導入しようと考えていたフルラインナップで、この並びにはグッと来ます(なんのことか分かりま […]

SPL Iron

2018/03/16

SPL本社と、次回の大型アップデートに向けて話し合いを続けています。 その中に、2年前にリリースされたIronというコンプレッサーの導入が決定しており、この機材の解説を少ししてみたいと思います。近年のコンプレッサーやEQの立ち位置というものは、以前行なわれていたような『補正』という概念から全く異なる方向性に動いています。コンプレッサーは『異なる世界観』を実現するための機材であり、EQは楽曲を積極的 […]

僕とドイツメーカーは本当に相性が良いようで、今回はセッションデスクというスタジオデスクを製造するメーカーから、本国サーポートを貰えることになりました。これでエンドースを含め、ドイツメーカー8社からのバックアップを受けるまでに成長しました。 当初日本メーカーからエンドースを貰いたく孤軍奮闘しましたが、どうにも取ることが出来ずに暗礁に乗り上げたことがあります。悔しい経験でしたが、今となっては駆け出しだ […]

3月11日の投稿で、世界における最新のスタジオ環境と課題について述べてみました。 それでは、これら要素を背景に、何を行っていくかが重要となります。目標物のないところに対して、異議を唱えるわけには行きませんし、それに大きく発展性がなくては面白くもありません。今のところの目算として、世界最先端のスタジオを日本に設置することを目先の目標としています。日本が大きく遅れを取っていることは、誰に目にも明らかな […]

世界の最先端を行くスタジオ事情と言っても、どれほどの規模で考えれば良いのかという疑問が生まれそうですが、この場では最大級の規模で考えていきたいと思います。世界と言っても、実際のところは極一部の中でのワールドワイドというケースも多いので、今回はアビーロードからスターリング、メトロポリスまでを含めて考えてみたいと思います。今名前の出た3つのスタジオは、特に日本で名前が出ることが多く、エンドースを受ける […]

昨年のアップデートで、大分形になりつつあったレコーディング・ミキシング・マスタリングスタジオの機材郡ですが、本格的に世界でもトップクラスを狙える立ち位置が射程に入ってきました。この春に行う最大級のアップデートでは、ドイツを中心とした日本未発表の機材が導入されると共に、メーカー側の配慮でプロトタイプが多数導入されます。これは正にエンドーサーならではの動きで、メーカーと直接、しかもCEOが共にプロモー […]

ピアノもスタジオ機材も、そして自らのミキシング・マスタリング、調律も全て進化し続けます。いや、深化と表現したほうが良いかもしれない考え方も存在します。それは、メーカーサイドによってもたらされる作る技術や新しい概念に対しての進化ではなく、数年単位で楽器や機材を育て上げることを前提とした進化です。特に良い素材を持ち合わせている楽器や機材は、その性能や放つ音色というものは想像を超えるような進化をとげるこ […]

クラシックピアノのマスタリングは、とても繊細な音のコントロールを必要とします。今やクラシックも音圧は相当に強くなり、ダイナミックレンジは狭くも迫力ある音源が求められています。特に本場ヨーロッパでの解釈はかなりアグレッシブで、完全にクラシック音楽の領域を超えてしまうほどの音作りを行っています。 これらの現状を考える時、クラシックだからと言って何時までも昔ながらの音を作っていては、世界の音楽市場から出 […]

今日は新たに建設される、プライベートホールの音のトータルコンサルティングで、軽井沢にお邪魔しています。設計プランから音場についてのお話し合いをさせて頂く中で、クレメンティスというギリシャ出身のロシアで活躍するCDを聴かせて頂きました。一聴きして、 『なんだこれは?』 という衝撃のサウンドで、ラモー作曲の演奏を繰り広げています。この21世紀に、全く新しい解釈をクラシック音楽にもたらしたという作品の1 […]

ここ最近考えが纏まってきました内容を、一気に書き上げてみました。 『日本では音の価値の再構築が必要』 結局のところ、様々な考え方や方向性は示されても、日本の音楽文化が欧米にどうやっても届かないこと、ならびに音の面でも全く異なる路線を走り、グローバルスタンダードとは逆行する作り方をする日本の音楽文化というものは、思考の根幹から変換する必要があるのではないかという文面です。 いくら努力しようと、感性の […]

今日はヤマハ・グランドピアノC3の弦の張替えでした。しかも低音弦のみの発注を頂いたので、若干のアイディアや工夫が必要であったり、それなりのコツも必要でしたが改心の仕事となりました。 幾つかの業務をこなしますが、自分の『音』という概念を根底とし、軸足はブレずにプロフェッショナルと自ら称せる業務は出向いています。よりスキルが高い人を知っている場合には、その道の権威に任せることで、プロデューサーとしてト […]

スタジオ機材・音響コンサルティングのページを追加しました。 これまで欧米で学んだこと、また現在様々な国からクライアントが音源を送付してきて、その音源ファイルをミキシングやマスタリングを施しOKテイクを取る、更にはドイツ・ポーランド・アメリカから本国エンドースメント契約7社を獲得してきた経験を背景に、文面を書いてみました。日本で講演を依頼され、大きな会場でお話させていただくことも増えましたが、中々核 […]

ここ数年ほど、自分のスキルが上がるに連れて、音をトータルでコンサルティングさせて頂く案件が増えてきました。 ピアノに始まったり、レコーディングでお付き合が始まったりと、初動は様々な出会いでお取引が始まるのですが、例えばその後ルームチューニングに繋がったり、アルバムを制作するためにプロデューサーとしての立ち位置でレコード会社に売り込んだりすることもあります。若しくは、スピーカーやスタジオ機材の手配や […]

本国で作られる音色について、コラムを書いてみました。 『欧米本国で作られる音色について考える。』 気付いていたようで、中々その定義を明確化するところまで行き着かず、時間ばかり流れていましたが、今回はうまく文面化できたかと思います。やはり本国で実際の音を聴いてきてから、その思いの丈を幕張メッセで話し、更にエンドースメントの契約の話を多方面からもらっていたりすると、内容もより躍動感が出たのではないかと […]

幕張メッセでの1時間30分の講演は、非常にエキサイティングでした。自分にとって、また新たな人生の1ページをめくった感覚を覚えました。これまで、どうも今一つ地位を確立しづらいところがあったのですが、音響家協会との出会いを通し、明確に今後のスタンスを垣間見ることが出来たと感じています。 それと同時に、日本のエンジニアたちに海外での自らの体験談を語ることで、様々な意義があったのではないかと思っています。 […]

幕張メッセでの講演を前に、機材の搬入を行いました。今回のメインEQは、SPL PQとCUSTOM AUDIO GERMANYのHD250A。まあ、両方ともかなりの個性派で、その上日本では余り考えられない構成だと思うのですが、リミッター・コンプレッサーの類を一切使用しません。それで、所謂音圧を上げていこうという試みでもあります。僕の手法からすると、これで十二分に音圧は上げられます。むしろ、上がりすぎ […]

幕張メッセで行われている、イベント総合EXPOに、『欧米スタイルのミクシング・マスタリングを紐解く』という題名でお話をさせて頂きます。 https://www.eventexpo.jp/Conference/seminar-event/semi/ 今日はこれから準備に当たる予定で、スタジオ内の機材をすべてバラし、一部を幕張メッセに持ち込む予定です。現在7社のエンドーサーなので、なるべく多くの機材を […]

昨年の空きから冬にかけて出向いた、ヨーロッパの出張の中で、最も印象深いメーカーの1つであったKii Audioというドイツの会社があります。 脅威の周波数帯レンジを誇るスピーカーであり、ツイーターを5つも持ち合わせ左右合わせ1500wというモンスタースピーカーです。導入を検討してたところ、実際に合って話し合いを行ったクリスCEOからエンドースの話を貰い、あとは導入という所まで話自体は行き着いていま […]

「選曲」というのも、意外と重要な仕事の1つです。 具体的にどういう場で使用するのか?若しくは、映像ありきで音楽を選定する場合は当然のことながら、そのセンス次第で物事が動いてしまうのですが、制作の過程にも選曲が重要な立場を占めることが多々あります。 楽曲の制作を行う際、若しくはクライアントから「こういう方向の音源にして欲しい」という要求を受けた場合、意外と重要な立ち位置であるのが選曲です。例えば、受 […]

今日は会社のスタジオにある、スタインウェイ・グランドピアノの調律でした。 凡そ全てのピアノは、在庫してから1年ほど調整を含みながら気候に慣らして行くのですが、その過程で上手くピアノの求める湿度管理や試弾を繰り返すことで、物凄く素晴らしいグランドピアノへと変貌を遂げていきます。 また、本国側でしっかりと調整を施してきているグランドピアノなので、正にスタインウェイらしい生き生きとしたサウンドを奏でてく […]

IGS Audio LA-2A

2018/02/06

今日は、もう1つIGS Audioの機材を紹介してみたいと思います。One LA 500という機材です。これは動画にもあるように、ユニバーサルオーディオのLAをクローンとして、現在の技術でAPI500シリーズの企画に合わせてモデリングしたものです。これもまた、相変わらず濃厚なテイストのサウンドで、クローンとは言え現代の技術、またサウンドに合わせて作られているので、非常に重宝する機材です。これもまた […]

本日ご紹介するのは、IGS Au0dioのRed Stripeです。自分の知る限り、真空管のマイクプリアンプがAPI500シリーズの規格に適応している機材は、このRed Stripeのみのはずです。内部電圧を極限まで高め、いつもIGSをご紹介する折に使用してしまう単語、「濃厚なテイスト感」溢れるサウンドを演出してくれます。Neumann U87aiとPeluso P87に使用することが多いですが、 […]

IGS Audio Tubecore

2018/02/04

今日ご紹介したいのは、IGS Audioの真空管コンプレッサーです。実際に当社のスタジオにも導入されており、その濃厚なサウンドでボーカル・ギター・管楽器・バイオリンなど、ソリストいはまずこのコンプレッサーを噛ませてミックスしています。特にAPI500シリーズに対応した機材も素晴らしく、SSL-XLデスクにインストールしソリッドと真空管を上手くブレンドし、使用ています。 写真の一番左側にインストール […]

スタンウェイ・グランドピアノの不思議というのは、何時も感じることなのですが、まさにその音色の変化は生き物のようです。顕著に感じられる変化としては、一定期間放置されているのか?若しくは、徹底的に弾き込まれており、常に稼働しているピアノなのかによって、明らかに音色・パワーは異なります。どちらが良いのかという話になりますが、ピアノの消耗は激しいのですが、圧倒的に弾かれているピアノが音色・パワーともに素晴 […]

現在当社が代理店を持つ、ポーランドのIGS Audioは、非常に音色作りのうまいメーカーです。近代の機材を多用することで音色の「warm(暖かさ)」という概念は、少し後退する傾向にあります。一時期、SSLやNEVEといったこれまでスタンダードとされてきた音が既に時代にそぐわないと感じ、新時代を代表するメーカーたちとリレーションシップを築くことで、導入された機材の殆どはクリーン、透明感、透き通る、な […]

幕張メッセのEXPOで、セミナーの講師を務めさせて頂きます。 http://www.live-event.jp/Conference/seminar-event/semi/ そもそもは、昨年の夏に音響家協会の八板会長からお声掛けいただき、いきなり40周年記年のイベントでお話をさせていただいたのが始まりでした。「ハリウッドやヨーロッパからの音源を、マスタリングしている中堅が居る」そんな触れ込みを頂き […]