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ブログ・コラム

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マスタリング

レコーディングがこれから続きます。僕が最も得意としているレコーディングは、やはりピアノなのですが、そのレコーディングにおいて重要なポイントとなるのが、このEarthworks PM40です。グランドピアノのみに使用可能という、利用範囲は非常に狭いのですが、グランド専用にマイクが企画・製造されるということは、それほどピアノという楽器の扱いが難しいのかと思います。実際に、このマイクを探し当てるまでに、 […]

懐かしい写真

2018/04/04

今日のブッキングの折、参考資料として提出した東京ドームホールでの写真です。ツアーにピアノ全般を担当するスタッフとして付いて行った折の写真で、音響関係から調律までかなり幅広く関わらせてもらいました。この折の経験が基となり、現在のレコーディングから調律までを請け負うスタイルが確立されたのだと思います。 ピアノの音についても、本格的に疑問に思いだしたのもこの頃で、日本から少し海外を見る程度のことでは、全 […]

ここ最近頂戴しているピアノレコーディングで、音色の方向性について様々に議論する場に恵まれています。この世界観というものは、どれが正解というものがないので、提示されるどれもが正解であり、また間違いでもあります。ですので、Recを担当する側としては、如何に自由度の高い柔軟な考え方を示し、より良い回答を最短距離で探すことが出来るかが信用におけるネックとなる部分です。マイクをどの本数用いるのか?位置は?そ […]

アナログテイスト溢れる外観、そしてその象徴的な見た目によく似合う、濃厚なサウンドが特徴のIGS Audioブランドの日本代理店として、昨年から活動しています。当方のスタジオ内にデモ機のご用意もあり、その濃密なサウンドを感じて頂く機会もご用意しております。 IGS Audioは、ポーランドの新興メーカーで、Bettermakerと共に現在世界の舞台で活躍しています。特徴的なのは、旧機材の復刻を目指し […]

最近仕上がった、コンプリート・グランドピアノの調律を行いました。 このグランドピアノは、様々な歴史を担ってきたピアノでもあります。制作し始めた当初は、ウィーンフィルの来日ツアーに合わせたところからスタートし、東京のオペラの森やラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでも使用されてきました。また、外タレのロックバンドのツアーでも使用されて、思い出すととてつもない量のフィードバックを得て、現在に至っています […]

来週からオペラのレコーディングが始まります。いやー楽しみです。 クルレンティスというロシアで活躍するギリシャ人指揮者のサウンドが非常にショッキングで、もし可能であれば、あんな雰囲気のCDを制作してみたいと思っています。音を聴いた感じとしては、大凡のプロセスは想像がついているので、後はそれを関係者一同がOKするか否かですね。。。ただ今回のメンバーは、皆さん本当に柔軟な方が多いことと、今回の制作におけ […]

ココ最近のステムマスタリングで、大活躍をしたelysiaのEQとコンプレッサーです。Hi-Fiでクリーンな音に大感激し、一番最初に導入したハードギアでもあるのですが、その輝きというものが使えば使うほど見つかる機材でもあります。次期導入予定のelysia社のマスタリングEQ、Museqよりもむしろ変化の度合いはこの4バンドのEQが強い傾向にあり、中々持ち上がらない低音や、今一つ垢抜けない感のある中音 […]

SPL New Passeq

2018/04/01

SPLが今年のNAMM SHOWで発表した新しいイコライザーです。エンドサーである僕には、去年の9月くらいには情報が与えられ、11月には実際にテストする機会がありました。改めてこのテスト映像を見ると、本当に素晴らしい思想を持ったEQであることが分かります。パラメトリックEQでは持ち上がらない独特の低音部、通常のパッシブEQでは存在しない中音部、そしてスーパークリーンな高音部と、マスタリングのかなり […]

実際の活動に加えて、最近は講演の機会を頂戴することが増えています。前回の幕張メッセが2月後半で、次回が能楽堂・大講義室にて5月28日にお話をさせて頂きます。幕張メッセ同様、実際に機材を持ち込み、音に対してどうアプローチし、どういう考え方・理解の方法で音を調整していくのかを述べて行きたいと思います。幕張メッセが非常に好評だったとのことで、再度お話を頂戴したのですが、前回は『欧米スタイルのミキシング・ […]

Okテイク

2018/03/30

ここ1週間ほど挑戦してきました、各国からのマスタリング音源がOKテイクを出しつつあります。大変でしたが、大きく勉強する機会にもなりました。今回のアメリカ・ドイツ・日本のクライアントたちは、アビーロードやスターリングにもマスタリングを投げている、ツワモノ揃い。そう易易とOKが出ることがないことは分かっていましたが、それぞれに何十回とやり直しを行いながら、やっと形になってきた感じです。物凄くきつい仕事 […]

夜中になりましたが一段落です。 ファイルは送付したので、明日起きた段階でどういう回答が来ているかをチェックし、ファイナルとなるか否かの見極めです。大変ですが、やはりこうした仕事には新たなる境地の開拓や、自らがまだ見たことのない景色というものを感じさせてもらえます。高いハードルを超えるたびに感じることですし、『これで完成』というものが存在しない世界なので、常に新たな発見と見識というものは身に付けさせ […]

今日は1日中マスタリングでした。 初めて取引させて頂くクライアントで、アイスランドからの音源も扱いました。恐らくアイスランド語というのは初めて聴いたのですが、音楽に乗って演奏されていることもあり、何とも神秘的な雰囲気を醸し出していました。音源はオンラインで送り返してありますが、さて結果はどうかな・・・先のアメリカ・ドイツ・日本のクライアントのように、中々OKが出ないこともあるので、そこはクライアン […]

進展

2018/03/28

最高難易度の仕事、続いています。 中々OKが取れませんが、引き続きプロデューサーの皆様にもお付き合い頂いています。国別では、ドイツ・アメリカ・そして日本と、バラエティに富むクライアントからOKが中々とれません。こんな少し泣き言のようなことを書くのはどうかと思いますが、何時も自信満々で仕事に臨むことばかりを許されないという一面をお知らせするのも良いかもしれないと考えて記事を書いています。これまで本当 […]

4月から始まるドイツのヒップホップグループ、DieDenka’zのテレビPVに出演させて頂きました。まさかの僕のインタビューからスタートする映像となっていますが、ヨーロッパの舞台に本格的に躍り出ることが出来た実感と、更なる今後の活動にはずみが付いた出来事でした。 僕が日本でいくら流れてくる音楽、ピアノに対して和風であり、グローバルの価値観では通用していない旨を主張したとしても、こうした […]

何故ここまで?と思えるほどに、ヨーロッパから先進性を備えた機材というものが出てきます。今日の夜に活躍したのは、ポーランドのBettermakerというメーカーで、日本には代理店がまだないはずです。既に本国からの公式エンドーサーとして指名されているので、彼らが何を考え何を見通しているのかはある程度分かるのですが、しかし使える機能を本当によくぞここまでというくらいに、詰めて作ってきます。今日活躍した機 […]

新たな視野がピアノに加わりそうです。 自分の活動は常に世界を見据えて来ましたが、ピアノというジャンルにおいては『輸入』というカテゴリを除いては非常にドメスティックな内容でした。スタジオワークが余りにも世界とのやり取りが多く、その裏側でピアノに対しては今一海外趣向へ舵を切ることができていませんでした。何処かのファクトリーで学んだとか、何処其処のピアノ店で一時留学をしたとかそういう次元ではなく、下から […]

スタジオアップデートのプランも佳境に差し掛かっています。日本にはまだ代理店も見当たらないKii Three ですが、元々はロンドンのアビーロード・スタジオをコンサルティングするTomから、『Berfootとamphionの良いところを取ったようなスピーカーだよ』という紹介を受けて、その存在を知るようになりました。そしてオーストリアのマスタリングエンジニア、Horstが自らのスタジオに導入したことで […]

スタジオアップデートにおけるシグナルフローを、ドイツのSPL社がプランニングしてきてくれました。この春に発表されたばかりのマスタリング機材を中心に、彼らの考えられる技術を結集してプランニングが組まれています。その証拠に、この中には先進の技術を用いるSPL社から、更には3機種ものプロトタイプが含まれており、このアップデートで間違いなく世界の中で最も進んだ音を作れるスタジオへと進化するはずです。世界の […]

マスタリング中です。 幾つかの作品を同時進行していますが、いやー、皆さんからの要求が高く感性を揺さぶられています。物凄く積極的な形で音作りを進めていくのですが、それはもう原音(ミキシングを終えた直後の音源)からは想像もしないような音作りをマスタリングで行っていきます。この手法自体が日本ではマイナーで、エンジニアの感性に全てを委ねて音を構築していくので、それはもう激しいなどという次元ではない変化を音 […]

納品から2年経過したスタインウェイ・グランドピアノのメンテナンスでした。音楽制作にピアノ関連、嬉しいことに多忙を極めています。 今回のスタインウェイ・グランドピアノはニューヨークのM型で、スタインウェイならではの初期症状がそろそろ落ち着きを見せる頃に差し掛かり、音色はそれはもうニューヨークやボストンで聴くことの出来る逸品へと成長を遂げてくれました。一生懸命にお子さんが練習されたピアノは、かなり音色 […]

納品から15年目のコンプリート・グランドピアノと、半年に一度の再会(定期調律)でした。 15年経過のピアノと言われれば、通常の概念としては少し古びて疲れたピアノという印象かもしれません。しかし私たちのご提供するピアノは、年々調子を上げ長い年月をかけて育て上げられた響板から、15年経過した今現在が最も美しく最高の音色が発せられています。この考え方は、長期的な尺度で物事を推移させるヨーロッパから学んだ […]

ポート契約を行ったドイツのSessiondeskより、次期導入のデスクについてスケッチが到着しました。デザイン担当であるラルスが、特別に考えてくれたワンオフ物であり、レコーディング・ミキシング・マスタリングスタジオ機能を、一箇所に纏めようという海外趣向のスタジオプランニングであるために、かなり苦戦しここまでたどり着きました。しかも現在構想中のルームに、5.1chのサラウンドシステムを組もうと考えて […]

春の小雨が降る素敵な午前中、マスタリングスタートです。 今日は修正が中心となりますが、非常に感性の部分を強く押し出したオーダーを頂いています。こうした様々なフィードバックから得られる音作りというのは、常に自らを成長させられると共に新たな視点というものを与えてもくれます。これまでに『これが自らのスタイル』と思い込んでいた部分を打破し、新たな価値観が芽生えることでより一層理想に近づいていくことも出来ま […]

午前中のマスタリングンは、多数のリファレンス音源(参考音源)が送られてきており、多くの楽曲を聴く機会に恵まれました。クライアントからの要求も様々ですが、画一的にレベルは非常に高く、求められるものも最高難易度のものばかりが揃っていましたが、自らを育てる絶好のチャンスでもありました。 音のレベルの高さは勿論ですが、クライアントからの発せられる要求の高さと共に、『これが出来るはず』というディレクションが […]

マスタリング

2018/03/19

国内のレコード会社からの仕事で、春の陽気の中マスタリング中です。 曲も非常にノリがよく、情熱溢れる歌詞に仕事も進みます。国内と海外でマスタリングの方法が異なるか?と聞かれれば、確かに全く異なる手法を用います。僕の手元に来る音源というのは、基本的には海外で制作される音を求められることが前提となっていますから、いつも作業している欧米でのOkayテイクとされる音を作ろうとすると、相当にEQで音作りを根本 […]

ピアノというのは成長します。今日数カ月ぶりに再会したスタインウェイ・グランドピアノは、まさしく素晴らしい成長を遂げていました。これはピアノが生きており、尚且生き生きと表現できる調整が行なわれてから故のもので、この概念を基に整音が施されていなければ不可能な成長仮定とも言えます。 『音が立ってくる』や『鳴ってくる』というような、一定の使用によるハンマーの硬化によりもたらされる音色の変化ではなく、明らか […]

SPL world

2018/03/19

なんともお茶目なSPLのマスタリング機材を模倣したミニチュアです。 これはSPLのFacebookページから流れてきたものですが(本国エンドーサーなので宣伝目的の写真は使用が自由です)、こういう遊び心と機材の美しさをアピールする感性はやはり素晴らしいと思います。しかもこの一連の機材の並びは、僕が自分のスタジオで導入しようと考えていたフルラインナップで、この並びにはグッと来ます(なんのことか分かりま […]

SPL Iron

2018/03/16

SPL本社と、次回の大型アップデートに向けて話し合いを続けています。 その中に、2年前にリリースされたIronというコンプレッサーの導入が決定しており、この機材の解説を少ししてみたいと思います。近年のコンプレッサーやEQの立ち位置というものは、以前行なわれていたような『補正』という概念から全く異なる方向性に動いています。コンプレッサーは『異なる世界観』を実現するための機材であり、EQは楽曲を積極的 […]

僕とドイツメーカーは本当に相性が良いようで、今回はセッションデスクというスタジオデスクを製造するメーカーから、本国サーポートを貰えることになりました。これでエンドースを含め、ドイツメーカー8社からのバックアップを受けるまでに成長しました。 当初日本メーカーからエンドースを貰いたく孤軍奮闘しましたが、どうにも取ることが出来ずに暗礁に乗り上げたことがあります。悔しい経験でしたが、今となっては駆け出しだ […]

3月11日の投稿で、世界における最新のスタジオ環境と課題について述べてみました。 それでは、これら要素を背景に、何を行っていくかが重要となります。目標物のないところに対して、異議を唱えるわけには行きませんし、それに大きく発展性がなくては面白くもありません。今のところの目算として、世界最先端のスタジオを日本に設置することを目先の目標としています。日本が大きく遅れを取っていることは、誰に目にも明らかな […]