ドイツ映画"Vincero'"の音楽制作を、当社でプロデュースから編曲、その他のスタジオワーク全てを担当した楽曲のレコーディング風景。写真は最終段階のボーカルレコーディング。ドイツ/デュッセルドルフにて。作曲家はイタリア人のTony
Luzziによるもの。
音楽の制作において、最大規模のものと言えば映画音楽が一例として挙げられるかと思います。特にオーケストラを用いたクラシカルクロスオーバーの楽曲などは、各パートをレコーディングしていくだけでも相当な労力を要するとともに、各人の非常に高いスキルが要求されます。特に海外映画の場合には、予算枠も大きいことが多いことから、オーケストラでシンセサイザーのプログラミングが用いられることは殆どなく、アコースティックのオーケストラにて大人数で制作が進行していきます。また、シンセサイザーを多数のトラックで用いる場合にも、それはアコースティック楽器の代わりという立場ではなく、あくまでシンセサイザーならではの演出をするためのものとして用いられます。昨今の楽曲において、シンセサイザーのプログラミングはオーケストラ同様、非常に重要な立ち位置にあることから、楽曲内で用いられないことの方が珍しいかも知れません。
1つの作品に携わる人々は、演奏者から制作サイドのプロデューサーや作曲家などを含めると、1曲で50人を超えることも珍しくなく、その規模というものを窺い知ることができます。
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