世界で求められる音は、昔も今も変わらず強力な音圧がバックボーンとして存在することには間違いありません。しかし極端に硬質で柔軟性が無く、加えて熱量の足りないマキシマイジングは、楽曲の魅力を失わせます。その殆どの原因は、プラグインにより安易に行われた処理故の結果が多く見受けられます。
ハードギアでも然りで、コンプレッサーやリミッターでオーバーコンプレッションにより得られる音圧は、決して良い結果を生むことはありません。楽曲の歪み、加えてクリーンな音色を損なわせ、無理が生じることで結果的に無味乾燥な音に仕上がることが多々あります。
コンプレッサーの役目とは、低音の響きに締まりを持たせ、尚且つ音を前へ押し出す効果を狙うものです。先にも述べましたが、殆どの楽曲はEQにより音圧が挙げられますから、コンプレッサーで音圧を上げても殆どの場合は目指す音に到達できないことが多々あります。
また、日本ではあまりメジャーではありませんが、バンドコンプレッサーは非常に強力な武器となります。扱いには慣れが必要となりますし、その考え方をマスターしないと非常に厄介な機材ですが、覚えてしまうとその可能性と魅力は無限に広がります。ジャンルも問わず、クラシックからハードロックまで使用できる柔軟性を持ち併せています。
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